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松本拠点に活動する女性作家ユニットが作品展 「秋の森」をテーマに

ギャラリー内はにぎやかな「秋の森」

ギャラリー内はにぎやかな「秋の森」

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 松本のギャラリーカフェ「Gargas(ガルガ)」(松本市深志3、TEL 0263-39-5556)で現在、松本を拠点に活動する女性作家6人のユニット「PomPom(ポムポム)」による作品展「森はともだち=おかしなオータム=」が開催されている。

猿のオブジェは田路さんの作品

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 同ユニットは2010年11月に結成。梅川茜さん(紙)、小沢夏美さん(絵)、金井三和さん(絵、陶)、田路恭子さん(木工)、百瀬裕子さん(写真)、百瀬陽子さん(服)の女性6人で活動する。「森」をテーマに展開した昨夏に続き、今回のテーマは「秋の森」。アクセサリーやバッグ、服、カトラリー、オブジェ、文具、絵画、写真など約400点を展示する。

 これまではテーマに合わせておのおので作品を制作していたが、初の試みとしてシルクスクリーンを使ってメンバーが描いたイラストを転写した素材を使った「コラボ」作品に取り組んだ。「一緒に作るのはなかなか難しいが、何かコラボのようなことができればとずっと思っていた」と梅川さん。メンバーそれぞれが描いた植物や動物などを、作品を作る人が思い思いの組み合わせでプリントした素材を用いて制作した。布に転写して梅川さんが製本したノートや、プリントしたものに小沢さんが絵を加えた「シルクスクリーンパネル」など。姉妹で参加する百瀬さんは、妹・陽子さんはバッグやクロス、姉・裕子さんは撮影した写真の上にシルクスクリーンを載せた作品「FuFuFuの森」などを手掛けた。

 ほかに、それぞれの個性を生かした作品も並ぶ。金井さんは、キノコやリスなどテーマに合わせた陶製のブローチなどを出品。田路さんは、クリやリンゴなど秋の食材をモチーフにしたものや、来年の干支(えと)である猿のオブジェを制作。柿渋を使い、時間の経過で色が濃くなるように仕上げたという。

 DMにも使った小沢さんの書いた詩がインスピレーションとなり、それぞれの作品に反映された。「今年はユニットでの展示やイベントも多かったが、このギャラリーは私たちにとって『ホーム』のような場所」と小沢さん。「にぎやかで、ちょっと不思議な『秋』を楽しんでもらえれば」と話す。

 作品は全て販売する。ブローチ=1,500円、トートバッグ=2,000円、レターセット=500円、ノート=1,500円~など。営業時間は11時~20時(10日は夕方からの営業)。火曜、第1・第3月曜定休。11月3日まで。

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