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松本で作家14人の「アートブローチ展」-素材や表現、多彩に

野村剛さんが制作した粘土のブローチ

野村剛さんが制作した粘土のブローチ

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 松本・中町の「ようさん工房」(松本市中央3、TEL 090-6567-6853)で現在、「アートブローチ展」が開催されている。

パッケージも工夫した金井三和さんの陶器のブローチ

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 作家14人が制作したさまざまなブローチや、ブローチをテーマにした作品80点を展示する同展。出展者は山本明子さん、高杉恵さん、野村剛さん、モモセヒロコさん、熊谷俊幸さん、犬飼厚仁さん、芳野さん、小沢夏美さん、noix、田路恭子さん、金井三和さん、Akane Bon Bon、小林真紀さん、ようさん工房。

 ブローチは、小石や木片に絵を描いたもの、布で花の形をかたどったもの、陶器で作られたものなどさまざま。イラストレーターの野村さんは、犬や自転車に乗った人を色粘土で描いたブローチを出品する。ただ色粘土を使うだけでなく、トーン違いのものを重ねることで立体感と陰影を表現する。福井県鯖江市に住むメガネ職人の犬飼さんは、メガネのフレーム部分で使用する素材で作品を制作。磨かれてつや感のある完成品と一緒に磨く前のものも展示し、比較して見ることができるようにした。

 映像作家の小林さんは、一人の女性がコートを着て街を歩き同展に行くというストーリーのアニメーション映像を制作。自分が歩く姿を撮影、画像加工ソフトでシルエットに編集した。「『きらきら』『ほっこり』してもらえるようなテイストにした。BGMもきらきらした感じのものにした」と小林さん。

 同工房で服飾デザイナーとして活動する百瀬陽子さんは「ブローチを付けたくなる服」として、カーディガンタイプのワンピース2点を出品。ほぼ同じ形だが、色と素材、丈を変えている。「冬は服の色味が落ち着くので、ブローチを付けて映えるようにシンプルなものを選んだ」

 「ブローチは、ないと困るものではないが心に潤いができるもの」と百瀬さん。「ブローチという小さな物を、いろんな素材でいろんな表現をしているので面白いと思う。ぜひ見に来ていただければ」とも。

 作品は販売も行う。ブローチ380円~など。営業時間は11時~18時。1月21日・22日・28日・29日のみ営業。入場無料。問い合わせは同工房まで。

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