雑貨やフード、ワークショップなどのブースが出店するマーケットイベント「美須々の杜（もり）のモール 2023春」が4月29日・30日、松本市美須々の長野県護国神社で開かれる。

　ショッピングモールをテーマに、2日間で約60ブースが出店する。アクセサリーや木工作品、ワイヤオブジェ、ラグ、古本など多彩なアイテムのほか、ジェラートやカップケーキ、弁当などフード類を販売。ステンシルを使った絵のワークショップやモビール制作、マスキングテープの貼り放題など、遊びや体験のコーナーも設ける。

　3人制プロバスケットボールチーム「信州松本DYNA BLACX（ダイナブラックス）」のコーチやスタッフと協力して3人制バスケットボールのコートも設置し、来場者が自由に楽しめるようにする。

　主催は雑貨店「TOCA by lifart...（トーカ バイ リファート）」（松本市大手4）と、兼業農家として農作物やアパレルを扱う「KIBITSUMI（キビツミ）」（波田）。「自分たちがワクワクするもの」を基準に出店者を選び、会場内のレイアウトを決めた。「TOCA by lifart...」のオーナーでキャンドル作家の西牧隆行さんは「クラフトの横にポップな古着店を並べるなど、意外性を意識した。雑多で、何でもありな空間を楽しんでほしい」と笑顔を見せる。

　同イベントは、「護国神社を地元の人が気軽に訪れる場所にしたい」と、昨年の8月に初めて開催。2日間でおよそ4000人が来場したという。西牧さんは「空気感も良く、出店者や神社の方にも喜んでもらえた」と振り返る。終了後、同神社から「またイベントを開いてほしい」と依頼され、今年も開催が決定。県内出身の英霊を慰める祭典「例大祭」と合わせた日程にし、今年に入ってから準備を進めてきた。「子どもからお年寄りまで、1日楽しめる場所になっているので、足を運んでほしい」と呼びかける。

　開催時間は10時～17時。