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松本・梓川にイタリアン総菜店 レストランが業態変更、ランチの提供も

イタリアの定番料理、郷土料理を中心に1日15種類ほどを提供

イタリアの定番料理、郷土料理を中心に1日15種類ほどを提供

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 イタリアン総菜店「NABE-SAN(ナベサン)」(松本市梓川倭、TEL 0263-78-7277)が梓川消防署近くに1月20日、オープンした。

店舗外観

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 2006(平成18)年3月に開業したイタリア料理店「ルチェルナ」が業態変更。イタリア・トスカーナ地方の田舎の家をイメージした以前の店舗を活用し、総菜販売と店内飲食のスペースを分けた。店舗面積は約33坪。席数は、テーブル=12席、カウンター=2席。

 総菜は1日15種類ほどを提供。「信州吟醸豚」の自家製ベーコンを使ったキッシュ(1カット=540円)をはじめ、国産小麦「信濃大地」を使ったフォカッチャ(297円)やトマトソースで煮込んだ「野菜たっぷりカポナータ」(100グラム=378円)などを用意する。生クリーム、小麦粉を使わず濃厚に仕上げた「カプリ風チョコレートのトルタ」(1カット=540円)などデザート類も。

 ランチはパスタ、ドリンク、好きな総菜3種類、イタリア小菓子のセット(1,870円)。パスタは、「ボンゴレ・ビアンコ」「モッツァレラのトマトソース」「カルボナーラ」など5種類から選べる。

 店主の渡辺孝行さんは東京都出身。上高地でのリゾートバイトをきっかけに料理に携わるようになり、2003(平成15)年ごろから蓼科高原のレストランでシェフとして働き始めた。在職中には「本場で学びたい」とイタリアの料理学校へ短期留学。その後独立開業した。

 完全予約制でコース料理を提供していたが、コロナ禍で店内飲食が厳しくなり、デリバリーを開始。渡辺さんは「その時に掛けてもらった言葉が励みになった」と振り返る。「家でお酒と楽しみたい」という常連客の声やもっと気軽に入れる店にしたいという思いから、業態変更を決意。店名も渡辺さんの愛称に変更し、親しみやすくした。

 オープン後は若者や子育て世代の来店も増えたという。「対面販売になったことで以前よりもお客さんと会話できるようになった。リピーターから『おいしかった』という声を直接聞けることもうれしい」と渡辺さん。今後はいろいろな国の料理を組み合わせた創作料理も出していきたいという。「幅広い年代層に愛される店にしていきたい」とも。

 営業時間は11時~17時(ランチタイムは11時~14時)。火曜、祝日の翌日定休。

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