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安曇野に「お茶処 あづま屋」-地元主婦5人が開く、野菜販売も

和風の落ち着いた雰囲気の店内

和風の落ち着いた雰囲気の店内

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 安曇野市の柏矢町駅近くに喫茶店「お茶処 あづま屋」(安曇野市穂高、TEL 0263-82-4250)がオープンして2カ月が過ぎた。

涼やかな夏メニューの「そうめんセット」

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 席数はカウンター、テーブル、小上がりで19席。店長の宮島好子さん(60)ら主婦5人が「地域の人たちが集まれる憩いの場を作りたい」とかねての夢をかなえた。

 メニューは軽食がメーン。「おやき」(1個150円)はモチモチの皮が特徴で、蒸した後にフライパンで焼くため、パリッとした食感も楽しめる「おすすめ」の一品。定番の「野沢菜」や「つぶあん」のほか、「こんぶ」や「そらまめあん」など珍しいものも。現在は夏メニューとして「ビーフカレー」(780円)や、いなりずしが2個付く「そうめんセット」(580円)も用意する。「秋からはおやきやおはぎのセット、手打ちそばも始める」と、調理担当の丸山文子さん(58)。

 ドリンクはジュースや紅茶など全て300円で提供。コーヒーは「キャラバンコーヒー」の豆を使用する。「キャラバンのコーヒーが300円で飲めるところはあまりないと思う。毎日楽しみに来てくれるお客さんもいる」。デザートは、有明駅前の「有明のパン屋さん」から仕入れるケーキとドリンクが付く「ケーキセット」(500円)や4種類の味から選べる「かき氷」(300円)を用意する。

 店内には、スタッフや来店客が持ち寄ったペットや家族の写真、絵手紙などを紹介するコーナーも設けた。安曇養護学校高等部の「あづみ野分教室」が制作した藍染めの小物や、障がい者の就職支援事業所「豊科たんぽぽ」の利用者が作るキャンドルなども販売する。これらの売り上げの一部は東日本大震災で被災した子どもたちへの寄付金に充てるという。

 店先では地元農家が持ち寄る朝採り野菜も販売。「毎日たくさんの方が購入してくれる。完売の日もある」という。現在はトマトやフキ、大葉などを並べる。

 「くつろいでもらえるように、ゆったりとした空間作りを心がけた。ちょっと一休みできる場所になればうれしい」と宮島さん。「電車の待ち時間などにも気軽に利用してもらえれば」とも。

 営業時間は10時~17時。水曜定休。

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