深志神社で合格祈願の「奉納絵馬」鈴なりに-受験控えピークに

深志神社境内の絵馬掛け。合格祈願絵馬が鈴なりに。

深志神社境内の絵馬掛け。合格祈願絵馬が鈴なりに。

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 大学や高校の入学試験を控え、「天神さま」の名で親しまれている「深志神社」(松本市深志3、TEL 0263-32-1214)は、合格祈願の祈とうと絵馬の奉納がピークを迎えている。

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 深志神社は、学問の神様 菅原道真公を祭る神社のうち、県内では唯一常時祈とうを受けられる神社。毎年12月から2月ごろまでは、多くの受験生や家族が参詣する姿が見受けられる。

 「今年は合格祈願に来る人が例年より増えている」と話す深志神社権禰宜(ごんねぎ)の清住邦広さん。今シーズンだけでも100件ほどの合格祈願の祈とうを行ったという。「受験合格お守り」(800円)はすでに約2,500体が授与され、このお守りと「受験合格お札」「合格鉛筆」がセットになった「合格セット」(2,000円)も600セットが授与された。道真公ゆかりの花である「梅」に「合格」と「五角」を掛けた五角形のお守りが入る「五角梅守り」(800円)の人気も高いという。

 境内には道真公が深く慈しんだという牛の像「撫で牛(なでうし)」があり、丑(うし)年の今年は特に多くの人が、願いを込めてなでているという。1,000体以上の絵馬が奉納されている「絵馬掛け」には、「大学受験絶対合格」「姉が志望校に合格しますように」など、合格祈願の願いが書かれた絵馬が所狭しと並ぶ。

 2月5日から3月中旬までは、松本駅の改札内に深志神社の分社を設置し、通学・通勤途中にも手軽に絵馬を奉納できる。市内では受験生向け宿泊パックに深志神社の受験合格お守りをセットにするホテルや、祈とうを受けた卵を朝食に提供するホテルもある。

 「この時期は、塾から団体で来る方のご祈とうや予備校へ出張してのご祈とうもある」と清住さん。「皆さんの合格と、健康に過ごせることを願っています」とも。

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