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松本・中町のギャラリーで500点超の陶芸展-生坂村の工房が出展

ギャラリー内には500点を超える作品が並ぶ

ギャラリー内には500点を超える作品が並ぶ

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 松本・中町のギャラリー「蔵みーる」(松本市中央3、TEL 0263-32-0034)で現在、「近藤健・中川ひとみ陶展」が開催されている。

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 同展は、月日工房(東筑摩郡生坂村)の近藤健さんと中川ひとみさん夫妻による陶芸作品展。2人合わせて500点を超える作品を展示する。

 近藤さんは、絵付けを施した皿やそばちょこ、飯わんなどを出展。模様は、幾何学模様や中華風のもの、植物を描いたものなどさまざまで、一つひとつ細かく丁寧に描かれている。皿は小さいものから大きいもの、浅いものから深いものまで、幅広くそろえる。

 中川さんは、皿やカップ、ポット、花器などを展示。作品は、磁器と陶器の2種類の土を使って制作している。丸く加工した角を少し持ち上げてある皿は、水玉やボーダーなどの模様や、ワンポイントに+(プラス)や数字を書いたものなど、さまざまなデザインのものを用意する。「展示する度に新しいデザインのものを増やしている」と中川さん。花器は四角いタイプのもので、両面で質感や色味を変えている。「生ける植物や背景の壁の色によって使い分けてもらえたら。花屋で買ってきた花より、野草やハーブなど日常生活の中にある植物を生けるとなじむと思う」

 縁を波状にした小皿は箸置きとしても使えたり、カトラリー置きはくぼみや穴を開けて置きやすいようにしたりと、細やかな気遣いが見える作品も。「自分が欲張りなので、機能を加えたくなってしまう(笑)。ちょっとした工夫で使いやすくなるものを作りたい」。ポットは水を入れて湯切れなど使用感を試すこともできる。

 近藤さんと中川さんは同じ工房で活動しているものの、作り方や使う土が違うため、仕事場は別々。「よく夫婦で分担して作っている方もいるが…うちは全く仕事が違うので。でも、互いの作品が引き立て合っていると思う」

 「見た目より軽く作っているので使いやすいと思う。私たちは使うものを作っているので、手になじむこと、使いやすいことを大切にしている。ぜひ手に取って見てもらえれば」とも。

 作品は全て販売も行う。皿=500円~、飯わん=1,200円~、花器=5,000円~、ポット=6,000円~など。営業時間は10時30分~18時(最終日は16時まで)。火曜・水曜・木曜定休。入場無料。9月25日まで。

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