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松本・カタクラモール再開発を考える学習会-魅力生かしたまちづくり目指す

昨年12月に松本市美術館で行われたシンポジウムの様子

昨年12月に松本市美術館で行われたシンポジウムの様子

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 松本市の商業者や建築士ら約20人でつくる「松本都市デザイン学習会」が1月15日・22日、「松本カタクラモール」(松本市中央4)周辺再開発計画についての学習会を開く。

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 当日は、片倉工業(東京都)が打ち出した大型ショッピングセンター「松本カタクラモール」を中心にした再開発計画(2016年秋開業予定)について考える。計画の詳細は未定だが、駐車場や生物科学研究所松本分室、ビジネスホテルなど同社が所有する土地や施設を含めると約8.3ヘクタールという大規模開発につながる可能性がある。

 同学習会はこれまで松本市総合計画策定市民会議などでまちづくりに関わってきたメンバーを中心に、昨秋立ち上げた。松本の魅力的な背景やストーリーを生かしながら、商業・産業・経済・住環境・交通・文化・歴史などさまざまな視点でまちづくりを議論し、魅力的な都市・松本を目指す。昨年12月に開催したシンポジウムには約100人が参加。中心市街地での大規模開発に、市民の関心の高さをうかがわせた。「松本の未来に対して深く真剣に考えている参加者が多いと感じた。ディスカッションも面白いものになり、有意義なシンポジウムになった」と事務局の倉澤聡さんは話す。

 15日は松本市民活動サポートセンター(大手町3)で講座を開講。「再開発予定地の魅力とまちづくり」と題し、再開発予定地の資源や歴史的文脈、また大規模ショッピングセンター開発の国内外の事例を踏まえながら再開発の可能性を探る。22日は再開発予定地周辺を歩いて歴史を知り、考える「カタクラ周辺のまち歩き」を開催する。今後も月に数回、講座やワークショップなどを予定。「難しく考えずに、少しでも気になったら気軽に参加してもらえれば」(倉澤さん)。

 両学習会とも参加無料。申し込み・詳細は同学習会のホームページで確認できる。

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