抹茶スタンド「YAGURA」(松本市丸の内)が5月20日、松本城近くにオープンした。
店舗面積は約4坪。築100年を超えるという建物を改装した。店内は盆栽などを飾り、カウンターは松本城の石垣に見立てて装飾するなど和のしつらえを施した。店名は月見やぐらから取った。店主の市川真理さんは「おもてなしの場にしたいという思いを込めた」と話す。
ドリンクは現在、アイスのみ。新茶のシーズンに収穫する一番摘みの抹茶を使う「極(きわみ)抹茶ラテ」(1,000円)、「抹茶ラテ」(850円)、「ほうじ茶ラテ」(750円)の3種類を用意する。108円増しで牛乳からオーツミルクに変更できる。
注文ごとに、カウンターで1杯ずつお茶を準備。茶道を習っている市川さんが、抹茶は茶道具でたて、ほうじ茶は急須でいれる。「お茶の豊かな香りや所作など、ドリンクができるまでの時間も楽しんでほしい」とも。
市川さんは2023年夏、夫の実家がある松本に移住。「松本の町は、歩いていると新たな発見がたくさんあって面白い」と笑顔を見せる。町歩きを楽しめるような店を始めたいと、夫と共に業態を検討。城下町らしい雰囲気を出せる抹茶スタンドに行き着いた。市内各所の井戸の水を試し、硬度のバランスやお茶との相性を考えて、使う湧き水を決めたという。「城下町、湧き水、お茶をかけ算することで、互いの魅力を引き出せる」と話す。
場所柄、外国人観光客も多いが、散歩の途中や家族連れで立ち寄る地元住民もいて、割合としては半々くらいだという。「町歩きのお供として、気軽に立ち寄ってもらえれば」と呼びかける。
営業時間は10時~17時。日曜・月曜定休。支払いはキャッシュレスのみ。