松本で「ドキュメンタリー駅伝」-非正規労働などがテーマの映画上映

「フツーの仕事がしたい」の一場面より

「フツーの仕事がしたい」の一場面より

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 NPO法人「コミュニティシネマ松本CINEMAセレクト」は1月11日・12日の2日間、ドキュメンタリー映画の上映イベント「第2回ドキュメンタリー駅伝」を松本市中央公民館・Mウイング(松本市中央1)で行う。開催は昨年に続いて2回目。

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 今回のテーマは「難民 派遣切り捨て ワーキングプア ホームレス こんな世の中に誰がした!!俺達にだって明日はある!」。非正規労働者や難民などの問題を扱ったドキュメンタリー作品を入れ替え制で上映する。上映作品は「バックドロップ・クルディスタン」(2007年、日本)、「フツーの仕事がしたい」(2008年、日本)、「女工哀歌(じょこうえれじー)」(2005年、アメリカ)、「遭難フリーター」(2008年、日本)、「ホームレスが中学生」(2008年、日本)など、長野県内では未公開のものを集めた。

 「フツーの仕事がしたい」は月552時間もの長時間労働を強いられていたセメント輸送運転手・皆倉信和さんが1人でも入れる労働組合に加入し、まともな労働条件を獲得するまでの過程を描いた「現代版・蟹工船」とも呼ばれている作品。12日の上映後は同映画の土屋トカチ監督のトークも予定されている。

 上映作品は2005年~2008年のもの。「この時期に、こういう映画が撮りたいと思って撮った人がたくさんいた。そう考えると今のこの状況は偶然ではなく必然とも思える」と同法人理事長の宮崎善文さんは話す。

 料金は、前売り=1,400円(1回券)、当日券=1,500円(一般)、1,400円(学生)。1日通し券=5,000円。上映スケジュールはサイトで確認できる。

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