松本パルコ、市内服飾専門学校生の作品を販売-フェアトレード商品も

戸谷真貴子さん(左)と生徒の柳澤康裕さん(右)。壁にはファッションショーで使われたボードを掲げている。

戸谷真貴子さん(左)と生徒の柳澤康裕さん(右)。壁にはファッションショーで使われたボードを掲げている。

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 松本パルコ(松本市中央1、TEL0263-38-2111)1階に、松本衣デザイン専門学校生の作品を展示販売するショップが限定出店している。

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 同店では、松本パルコ前の中央西公園(中央1)で先月行われた同校生によるファッションショー「’08 衣コレクション」で披露された作品を中心に、生徒が制作・販売・運営するセレクトショップ「[i]design club shop TO-YA」(中央2)で扱う商品も販売する。

 作品には、制作者手作りの品質表示表が付き、コンセプトやメッセージなども記載されている。作品の中には、知的障害者通所更生施設・穂高悠生寮(安曇野市)の入寮者が織った生地を使って作られたものも。店長の同校講師・戸谷真貴子さんは「こうした地域とのコラボレーションもよく行っている」と話す。

 店頭には生徒も販売員として立ち、接客や作品の説明などを行う。ビジネス科2年生の柳澤康裕さんは「リメーク」をコンセプトに、売れ残った商品をもう一度新しい服に生まれ変わらせた作品を出品。「ファッションショーも年々規模が大きくなって、意識も変わってきた。やり終えたときの達成感がすごくある。こうして一般の方に自分の作品を見てもらえるのもうれしい」と話す。

 戸谷さんは、今回のファッションショーで掲げたテーマ「地球コンシャス」や、同店でフェアトレード商品を扱うようになって「服」に対する意識が変わってきたという。「『服を多く作る』ことはエコじゃないんだなって思うようになった。多く作った分、売れ残ったものは大量のごみになってしまう。生徒たちにもそういったことを意識して『自己満足』だけで終わらないような作品を作っていってほしい」と出店効果に期待を寄せる。

 作品はすべて1点もので、ワンピースは6,000円前後、スーツは30,000円前後で販売し、そのほかドレスや小物なども扱う。

 営業時間は10時~20時。今月9日まで。

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