塩尻にラーメン店「凌駕 あってりめん」-凌駕既存店をリニューアル

「あってり麺しょうゆ味」はしょうゆ風味の中に、ほどよくブレンドされたスープの香りがただよう。

「あってり麺しょうゆ味」はしょうゆ風味の中に、ほどよくブレンドされたスープの香りがただよう。

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 ラーメン店「凌駕」を経営する「KING SWING」(松本市征矢野2)は7月15日、塩尻店を「凌駕 あってりめん」(塩尻市、TEL 0263-51-6088)としてリニューアルオープンした。

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 同店は、赤羽厚基社長が「ラーメン屋をやりたくてもいろいろな事情でできない人がたくさんいる。そんな人たちの『(ラーメン屋を)始める決断の場』になれば」と、塩尻店を「リニューアル」という形で、チャレンジショップとして運営するもので、6カ月ごとに店を入れ替えていく予定。「凌駕 あってりめん」はその1号店となる。店舗面積は約15坪。席数は15席。

 「あってりめん」は、同店店主の小路五郎さんが、軽井沢で経営していた「軽井沢創作(つくつく)料理 ROKO3」で提供していたもので、「あってり」とは、「あっさり」と「こってり」の造語。

 投資バラエティー番組「マネーの虎」に小路さんが出演し、「これはラーメンですよね?」という質問に対して「これは『ラーメン』じゃなく、『あってりめん』です」と答えて、投資してもらえなかった様子を見た赤羽さんは「この人はおもしろい人だ」と思い、「ROKO3」に食べに行ったのがきっかけ。その出会いがきっかけで、凌駕とのコラボラーメンを提供したこともある。

 小路さんは、「ラーメン放浪の旅に出よう」と「ROKO3」を今年6月に閉店し、移動カーで県内各地を転々としていたところ、凌駕塩尻店のリニューアルを知り、同店のオープンを決めたという。

 独自のスタイルを貫く小路さんの作る「あってり」は、動物系(鶏などを強く煮たもの)と、ブシ系(かつお、こんぶ、にぼしなど)を優しく煮たスープをブレンドしている。麺は群馬県のうどん製麺所のものを使っており、パスタ麺のようなつるっとした食感。トッピングのチャーシューはほどよい歯ごたえが残るよう工夫してある。「『あっさりとこってりの混合』というよりは『あっさりしていて、こってりしている』ような感じ」(小路さん)。

 メニューは、「あってり麺 しょうゆ味」と「あってり麺 しお味」(各700円)をベースに、チャーシューや半熟味玉などのトッピング(トッピングすべて100円)や、大盛り(1.5倍)、替え玉(各100円)にも対応する。8月から1カ月に1回のペースで凌駕とのコラボメニューも提供していく予定。

 「よく『自分じゃなきゃ出せない味』としてやっているところが多いけれど、『2人で作ることの大切さ』を出していきたい」(小路さん)。「長野県は『ラーメン界の横のつながり』があるいいところ。ほかだと偵察だと思われたり、『話しかけるなオーラ』を出されたりすることもある。このつながりを大切にしていきたい」と赤羽さん。

 営業時間は11時~15時、17時30分~22時(ラストオーダー)。水曜定休。出店希望の問い合わせは同社(TEL 0263-28-6300)まで。

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