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松本に天然酵母パンの店「fiddle」-地元産小麦粉や食材使う

木製のショーケースにさまざまなパンが並ぶ

木製のショーケースにさまざまなパンが並ぶ

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 松本市城東に6月19日、パン店「fiddle(フィドル)」(松本市北深志1、TEL 0263-88-2037)がオープンした。

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 店舗面積は3坪。白を貴重とした店内で、木製のショーケースに並ぶパンは、常時20~25種類を用意する。全粒粉を使う「カンパーニュ」やレーズンやクランベリーが入る「カンパーニュフリュイ」(以上、1本=400円、ハーフ=200円)、クッキー生地のかかった甘いパン「ブール」(170円)、季節の野菜が乗る「野菜のフォカッチャ」(180円)など。

 「プチ カレ」は四角いパンで、あんことクリームの2種類。「アンパンやクリームパンは丸いものが多いので、四角いと面白いかなと思って」と店主の金子千代美さん。あんこはしっかりとしたつぶあん、クリームは弾力のある優しい甘さで、どちらも金子さんが丁寧に手作りしたもの。生地はもっちりとした食感で「小さいけど食べごたえがある」。このほか、食パンやバゲット、マフィン、切り売りのフォカッチャ、焼き菓子なども取りそろえる。

 天然酵母を使うパン教室に通ったり、市内の学校給食センターに勤めたりしたことから、食材にはさまざまなこだわりを持つ。「給食センターでは食育について学ばせてもらった。小麦粉は松本や県内のもの、食材も地元で採れるものを使うようにしている」と金子さん。天然酵母も手作りで「今はレーズンで作っている。これから梅で作ってみようと思って試行錯誤中。季節ごとに酵母も変えていきたい」と話す。

 店内奥には、子ども連れでも来てもらいやすいようにと絵本やおもちゃを用意したスペースを設ける。「お母さんたちや地域の人たちの交流の場になればいいなと思って」と金子さん。「いずれはカフェスペースにして、くつろぎながらお話しできるようにしたい。パン教室もできたらいいな」とほほ笑む。「小さなお子さんでも安心して食べられるものを作っているので、ぜひ気軽に来てもらえれば」とも。

 営業時間は10時~17時。日曜・月曜定休。

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