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松本民芸館で創業者・丸山太郎の企画展「美しいものが美しい」-50周年で

螺鈿文庫と筆置き

螺鈿文庫と筆置き

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 松本市里山辺の松本民芸館(松本市里山辺下金井、TEL 0263-33-1569)で現在、「美しいものが美しい~丸山太郎のまなざし~」が開催されている。

開館当時(1962年)の展示を再現したスペース

 開館50周年になる同館の記念企画の一つ。同館創設者の民芸作家・丸山太郎氏が収集した品に加え、螺鈿(らでん)細工作家としても活躍した同氏の作品を展示する。

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 収集品は、竹細工のかごや行李(こうり)、げた、皿、つぼ、人形、上着、帽子など多岐にわたる。陶器は美濃、小石原、丹波や伊万里などのもので、人形は沖縄や福島のものが中心。上着や帽子は台湾、アフガニスタン、インド、イラン、チベットなど世界各地のものが並ぶ。

 開館当時の1962(昭和37)年と、同館が市に寄贈される前年の1982(昭和57)年の展示の再現スペースも。「当時はどのように展示をしていたのかと聞く人も多かったので、残っている写真をもとに並べた」と丸山廣登館長は話す。

 螺鈿細工は文庫、香合、文鎮、筆筒などを展示する。「卵の殻にボンドを3回塗ると、ハサミで切れるようになる。そうやって思い通りの形に切り張りしていたと聞いている」。ほかに、絵手紙や版画、自身の子どものために描いた絵本「たぬきの東京見物」も展示。絵本の評判がとても良く、現在、出版に向けて話を進めているところだという。

 「これだけの点数が見られるのは珍しい」と丸山館長。「収集家として知っていても、作家としては知らない人もいると思う。本当に多彩な人なので、皆さんに広く知ってもらえれば」と話す。

 開館時間は9時~17時(入館は16時30分まで)。入館料は、高校生以上=300円、中学生以下は無料。月曜休館。7月29日まで。同29日には親子でみすず細工の筆立てを作る「子ども民芸教室」を開催する。参加費は1,500円。申し込み・問い合わせは同館まで。

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