プレスリリース

8Kカメラ40台分の画像で部品の寸法や角度を測る画像計測装置の誕生

リリース発行企業:アイメジャー株式会社

情報提供:

アイメジャー株式会社(本社:長野県松本市、代表取締役:一ノ瀬修一)は、8Kカメラ40台分の画像で寸法や角度を測る、画像計測用イメージスキャナ[PhotoDigitizer(フォトデジタイザー)]を発売します。画素数12億画素の画像から印刷物、部品や図面の寸法を計測することにより、デジタル印刷機の出荷検査、紙図面のリバースエンジニアリング、A3を越える図面の分割スキャン、ガラス乾板写真の高精度写真計測等が可能となります。また、12月5日よりパシフィコ横浜で開催される国際画像機器展2018に、画像計測用イメージスキャナ[ PhotoDigitizer ]を展示します。


• アイメジャー株式会社(本社:長野県松本市、代表取締役:一ノ瀬修一)は、8Kカメラ40台分の画像で寸法や角度を測る、画像計測用イメージスキャナ[PhotoDigitizer(フォトデジタイザー)]を発売します。画素数12億画素の画像から印刷物、部品や図面の寸法を計測することにより、デジタル印刷機の出荷検査、紙図面のリバースエンジニアリング、A3を越える図面の分割スキャン、ガラス乾板写真の高精度写真計測等が可能となります。また、12月5日よりパシフィコ横浜で開催される国際画像機器展2018に、画像計測用イメージスキャナ[ PhotoDigitizer ]を展示します。






【URL】http://www.imeasure.co.jp/product/photodigitizer.html

販売開始:2018年12月5日

展示会情報: http://www.adcom-media.co.jp/ite/

アイメジャー(株)ブース番号 :#138

■画像計測用イメージスキャナ[ PhotoDigitizer ]の3つの特徴

1.最大8Kカメラ40台分に相当する12億画素の画像を一度に取得

[ PhotoDigitizer ]は、最大12億画素を一度に取得します。2400ppi(=11μm)で、A3サイズを全面スキャンします。 最新のテレビ放送規格である8Kテレビ用に開発された専用8Kカメラは約3千万画素のリアルな画像を生み出しますが、その40台分の画素数を一度のスキャンで得ることができます。局所拡大の光学顕微鏡の機能と、全体を見渡す寸法測定器の機能をこのスキャナ1台で満たす安価なシステムをご提案します。

2.抜群の直角精度

[ PhotoDigitizer ]は、納品時 ±0.024度の直角精度を保証します。 ±0.024度(0.42ミリラジアン)の直角精度とは、100ミリメートルあたり、その直角方向に ±0.042mm未満の直角精度となります。このことにより、部品や印刷物が設計通りに仕上がっているのか、画像を使って検査が可能となります。また、分割スキャンした画像を接合することで、A2サイズ、A1サイズの対象物も分割撮影、画像接合が可能となります。

3.抜群の寸法精度

[ PhotoDigitizer ]は、納品時 ±0.03%の寸法精度を保証します。(副走査 437mm方向)。また、主走査方向(310mm方向)は、使用環境温度25±5℃において、±0.14%を保証します。

■[ PhotoDigitizer ]基本仕様

直角精度 ±0.024度(0.42ミリラジアン)
寸法精度 ±0.03%(副走査)、±0.14%(主走査)
使用環境温度 25度±5℃
光学解像度 2400ppi(11μm)
有効画素数 12億画素(29280×41280pixel)
標準添付s/w iMeasureScan_Pro
bit数 各色16bit
出力ファイル 48bitColor/24bitColor (TIFF) (*1)
取り込み寸法 310×437mm
外形寸法 656× 458 x 190mm
インターフェース Hi-Speed USB

(*1)光学解像度 2400ppi+A3全面スキャンは、24bitColorのみ対応します。(48bitColorではA3全面スキャンは不可。)

■用途
• デジタル印刷機の出荷検査。
• オーバーサイズ(A1)の原稿の分割スキャン、画像接合。
• ガラス乾板写真の高精度写真計測。
• 図面、地図の高精度入力。
• 階調評価。濃度測定器。
• 色再現性評価。色彩色度計。

■開発の背景

○ ガラス乾板専用フィルムスキャナの開発

 交通事故現場を撮影したステレオカメラのガラス乾板写真を非常に高い寸法精度でスキャンする用途の開発が、[ PhotoDigitizer ] 誕生の原点でした。ガラス乾板に写った証拠写真を11μmの精度で「デジタイズする」用途のために、イメージスキャナのプラテンガラス面に真空中で直接クロム蒸着マーカーを施しました。予め、そのクロム蒸着マーカーの位置を高い精度(±15μm、繰り返し測定精度±3μm)で計測します。そしてガラス乾板をスキャンする際に、クロム蒸着マーカと同時にガラス乾板の画像を取得します。最終的に、そのスキャン画像をクロム蒸着マーカの位置計測データを使って、画像寸法を校正します。

○ 従来のイメージスキャナ精度の現状把握

 一方、プラテンガラス面に真空中で直接クロム蒸着マーカーを施すコストは非常に高額となるため、更に安価な寸法精度の高いイメージスキャナの開発が進められました。具体的には、イメージスキャナのプラテンガラス面に、先ほどのクロム蒸着マーカーを施した専用スキャナを開発し、様々な試験を実施しました。

[試験項目]
(1)繰り返しスキャニング。何度もスキャニングした場合、繰り返し得られた画像の比較を実施し、繰り返し再現性の評価を行います。
(2)使用環境温度。イメージスキャナを丸ごと恒温槽に入れ試験を行います。環境温度、10℃、20℃、30℃と繰り返し変え温度を安定させ、繰り返しスキャンで得られた画像の精度を評価します。

以上の実験を経て判ったことは以下の通りでした。
(a)スキャン開始側と終了側の寸法精度が合致していないこと、つまり台形になっていました。
(b)直角精度が90度から大きくずれていること、最大で、90.185度でした。これは  [ PhotoDigitizer ] の約8倍もの角度誤差に相当します。
(c)使用環境温度を変えた際、計測した角度や寸法について繰り返し再現性が無いこと、温度に対して繰り返し再現性が無いため、突然、角度が変化する現象を把握しました。
(d)主走査倍率は、環境温度変化に対して、リニアに変動しました。具体的には、10℃~30℃のΔ20℃変動に対して、主走査倍率は、+0.101%変化しました。


○ [ PhotoDigitizer ] 誕生

 繰り返し再現性の保証、寸法精度の保証、直角精度の保証。これを目標に、[ PhotoDigitizer ] が誕生しました。温度に対して繰り返し再現性が無いため、突然、角度が変化する現象の原因を見つけ、恒久的な対策を取りました。また、A3全面での寸法精度を仕様を満足する精度に1台づつチューニングしました。更に、直角精度からのズレは、個体毎に角度補正を行うことで、解決しました。現在、デジタル印刷機の出荷検査、オーバーサイズ(A1)の原稿の分割スキャン、画像接合、ガラス乾板写真の高精度写真計測等にお使い頂いております。

以上