見る・遊ぶ

松本でステンドグラス工芸家・山口利一さん個展 絵画のようなパネル型作品も

パネル型で建築用のステンドグラスも用意

パネル型で建築用のステンドグラスも用意

  • 17

  •  

 ステンドグラス工芸家・山口利一さんの個展「光と音と高い宙」が現在、松本・浅間温泉のギャラリー「手仕事扱い処(どころ)GALLERYゆこもり」(松本市浅間温泉3、TEL 0263-46-2066)で開催されている。

模様の入った透明なガラスを組み合わせた作品も

[広告]

 ランプやアクセサリーなどを中心に約130点を展示する。テーブルランプは、シェードの形や色など多彩な展開がさまざまで、曲線が特徴的な作品は、陶器や石こうの型で形を作りで型を取り、加熱しているという。「ガラスの硬さと熱する時間で曲がり方が変わる。冷えるときに縮んで、ひだやひびが生まれるのも面白い」と山口さん。ガラスを重ねて溶かすフュージングという技法を用いて、3枚のガラスを合わせたシェードは、光の強さで色の見え方が異なる。脚の部分にリンゴの木をつかったもの使ったランプもある。

 パネル型で建築用のステンドグラスも用意。ゴッホのヒマワリをモチーフにした作品は、模様の入ったレトロガラス6、7種類組み合わせて制作した。縁側に置くと、「庭の緑を借景にきれいに見える」と山口さん。ステンドガラスに絵付けするグリザイユという顔料を塗ってから焼成する前に削ることで濃淡を出した絵画のような作品もある。

 山口さんは1957(昭和32)年、大阪市生まれ。高校を卒業して上京し、音楽活動をしていたが、耳の病気のために一時断念し、旧友を頼って移住した松本市でステンドグラス作家に出会ったことが縁となり、工芸の道へ。旧美麻村(現・大町市)、安曇野市、池田町を経て、2000(平成12)年、信州新町に移り工房を構えた。

 同ギャラリーの瀧沢一以さんは「ずっとアクセサリーを愛用するなど山口さんのことは以前から知っていたが、なかなか接点がなかった」と話す。昨年、松本市が取り組むアーティストバンクの交流会で顔を合わせたことがきっかけとなり、同ギャラリーでの初の展示が実現した。

 レザークラフト作家の妻・富士子さんと長女・MAIさんが営む「手ぬい皮工房MERRY」の革小物の展示も合わせて開催。22日には、MAIさんをボーカルに迎えリュートのライブを行う(14時~、先着15人ほど)。瀧沢さんは「さまざまな技術と他にない発想で生まれる作品。独創的な雰囲気を楽しんでほしい」と呼びかける。

 価格は、ペンダント=4,400円~、ライト=5,500円~など。営業時間は10時~18時。日曜・木曜定休。6月29日まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース