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塩尻の「ユリーカ」が越境EC導入支援「セカイデル」 若手が新規事業立ち上げ

経営企画室の菱田茜さん(左)、武居功祐さん

経営企画室の菱田茜さん(左)、武居功祐さん

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 システム開発・ニアショア開発のユリーカ(塩尻市)が、越境EC導入支援サービス「セカイデル」の提供を始めて2カ月が過ぎた。

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 海外への配送や問い合わせの対応、現地に合わせた決済手段などを代行するサービス。新規構築だけではなく、既存ECサイトにも対応する。青山雅司社長は「海外進出のための準備を全て社内で担うとなるとハードルが高い。その部分を『セカイデル』で支援することで、一歩を踏み出せる企業が増えれば」と話す。

 同社は1981(昭和56)年創業。受託業務を中心に、業務基幹システムの企画・開発、運用保守などを行っている。その中で地域に密着した自社サービスを展開したいと、2021年12月、新規事業立ち上げやウェブマーケティングに特化した経営企画室を新設。「若手を中心に、柔軟で新しい発想を形にしてもらいたい」と社内で人材を募集し、同年1月に入社した武居功祐さんを室長に抜てきした。武居さんは「企画室の話を聞いて、心の奥底にあったものがぐっと引き出されたような高揚感があった」と振り返る。

 2022年夏には、同年新卒入社の菱田茜さんが加わり、青山社長と3人でマーケティングを中心に土台づくりを進めてきた。インバウンド需要が回復し、「日本で目にしたもの・ことに、帰国後も触れる機会をつくりたい」と越境ECに着目。開発に着手してから約1カ月というスピード感でリリースにこぎ着けた。

 同社の社名は古代ギリシャ語で、「発見する喜び」という意味を持つ。「若い人が打席に立つ回数を増やしたい。10回試してその中の1つがうまくいけばいいと思っているし、失敗を恐れず、それに慣れてもらいたい」と青山社長。同室を立ち上げた当初、社内では「何をしているか分からない」という声もあったというが、今は「一緒にやってみたい」という人が出てきたという。「次世代の人に任せたほうが、新しいアイデアが生まれるし、成長も早い」と笑顔を見せる。

 今後は、AIも活用しながら、さまざまなサービスを展開していきたいという。「自分の発想を生かして、自由にやりたいことをできるのが楽しい」と菱田さん。武居さんは「柔軟性とスピード感を大事にしながら、月1ペースの事業立ち上げを目標に取り組んでいきたい」と意気込む。

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