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松本・中山で「什器備品受注会」 バリエーション豊かな鍛鉄、オーダー対応も

「イメージを膨らませて組み合わせも楽しんでもらえれば」と大久保さん

「イメージを膨らませて組み合わせも楽しんでもらえれば」と大久保さん

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 松本・中山のギャラリー「sen(せん)」(松本市中山)で現在、鍛造作家・河原崎貴さんによる展示販売・オーダー会「什器(じゅうき)備品受注会」が開催されている。

使い方を考えるのが楽しいアイテムも

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 シェルフやテーブル、スツールなど大型のものから、ブックエンド、タオルハンガー、フレーム、フック、くぎなどの小物まで、さまざまなアイテムが並ぶ。展示品の購入のほか、セミオーダー、フルオーダーにも対応。組み合わせても楽しめるように、諏訪市の「ReBuilding Center JAPAN」が扱う古材も展示する。

 河原崎さんは伊那市高遠在住。会社勤めを経て30歳ごろに鉄を扱う道へと進み、鍛造を行っている。同ギャラリーの大久保修子さんが河原崎さんに出会ったのは10年ほど前。「京都で暮らしていたころに展示会に足を運んだ。それまで自分が鉄に抱いていたイメージとは違って、河原崎さんの作品はどこか優しい感じがした」と振り返る。

 2015年夏にオープンした同ギャラリーでは、河原崎さんのフライパンを常設。同展に合わせてパエリアパン、中華鍋、ミルクパンなども用意するが、メインは「什器」にしたかったという。「河原崎さんの自宅を訪れた時に、あちこちで鉄が使われているのを目にして、新鮮で他にはないテイストだと感じた。フライパンも人気だが、『鉄の自由さ』をもっと知ってもらいたいと思って企画した」

 家を設計中の人や、普段からDIYをしている人などが多く訪れるという。「『こういうものもオーダーできる』と喜んでくださる方も多い。一部をプロの仕事にすることでDIYの完成度も上がる」と大久保さん。「完全にお任せもできるし、気になるところだけ相談もできる。気軽に足を運んでもらえれば」と呼び掛ける。

 価格は、フック=1,200円、シェルフ=6万円~(鉄部分のみは4万円~)。営業時間は11時~18時。火曜・木曜・金曜定休。5月29日まで。21日と28日は河原崎さんが在廊予定。

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