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松本で木曽出身の俳優・田中要次さん監督作品上映 トークイベントも

田中要次さん

田中要次さん

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 NPO法人「コミュニティシネマ松本CINEMAセレクト」は4月22日、特別企画「俳優 田中要次 監督作品もあるよ!」をまつもと市民芸術館(松本市深志3)小ホールで開催する。

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 田中さんが監督・脚本・編集を手掛けた「ドラムマンz バチがもたらす予期せぬ出来事」は、音楽にも恋にも人生にも疲れ果てたさえないドラマーが、やけになって運河にドラムスティックを投げ捨ててしまうと、金のスティックを持った神と、さらにもう一体の神が現れ、真実を懸けた神々の太鼓対決が始まるというストーリー。田中さんが愛知県に住んでいたころに通い詰めていたという名古屋のミニシアター「シネマスコーレ」主催の「Filmusic in 中川運河・夏」の一編として制作したもので、ロックバンド「フラワーカンパニーズ」のドラマー・ミスター小西さんが主演を務める。出演は同バンドのメンバーのほか、元「BLANKEY JET CITY」のドラマー・中村達也さん、北海道テレビ「水曜どうでしょう」のディレクター・藤村忠寿さん、元「PINK」のメンバーで重金属打楽器奏者のスティーヴ・エトウさんなど。

 田中さんは木曽福島町(現・木曽町)出身。1982(昭和57)年、国鉄長野鉄道管理局に就職し、同NPOの前身「松本シネフレンド」に入会するが、1987(昭和62)年、国鉄の民営化に伴い、JR東海社員として愛知県へ移住。「シネマスコーレ」に出入りする中で、ファンだった山川直人監督との出会いが、俳優を志すきっかけとなった。同イベントのために田中さんが寄せたプロフィルには「いまだに超破格低予算の短編映画を撮り続けながら苦悩中」と記されている。

 「『鮫肌男と桃尻女』(1999)に出演していたころ、一度イベントで来てもらったことがある。まだこんなに知られてないころだった」と同NPOの宮崎善文理事長。田中さんは2009年に木曽町の「すんき大使」に就任。昨年2月~3月には、春の信州観光誘客につなげるためのプロモーションにも起用されるなど、地元との関わりも深い。

 当日は田中さんも来場し、登壇してトークを行う。監督デビュー作の「釜岡刑事」(2003)、「奪われた刑事」(2004)も同時上映する。

 上映は19時30分~。チケット料金は、一般は前売り=1,400円、当日=1,800円、大学生・高校生=1,000円。

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