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安曇野で遊印作家が作品展-印と書施した新年カレンダーの原画展示

会場の様子

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 安曇野のかりんとう専門店「花・林・桃・源・郷 蔵久(くらきゅう)」(安曇野市豊科高家、TEL 0263-73-0170)内のカフェギャラリーで現在、遊印作家・望月信幸さんによる個展「元気が出るかれんだぁ原画展」が開催されている。

望月さんのお気に入り「のこった のこった」

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 同展では、望月さんが毎年発行している「元気が出るかれんだぁ」2015年版の原画を展示する。題字は、今までは「元気」と「出」に振り仮名を振っていたが、今回は全て平仮名で書き「げんき」と「で」に漢字を振るというデザインにした。「子どもからお年寄りまで幅広い方に楽しんでもらいたくて」と望月さん。

 作品は印と書で構成されたもので、思いを書いたボードを添える。「じゅうなんに」と書かれた作品にはタコの印が。「体も頭も柔らかくしていると何かいいアイデアがひらめきそう。カチコチになっていたらタコを思い出してもらえれば」。望月さんのお気に入りは「のこった のこった」。紙相撲の力士の印が押されているもので「いろいろな世界で悩みながら頑張っている人がいると思うが、その世界の土俵に立ち続けているだけでもすごいこと。諦めずに模索して続けてほしい」とメッセージを送る。

 2006年から2011年のカレンダー原画もファイリングして展示。年々柔らかくなっている書体には望月さんの心境の変化が影響しているという。「強い字のときは自分の活動を強くアピールしたい時期だったと思う。今回はゆっくりと周りを見ながら過ごせるようにしたいと思った」

 「下手な字だけど…(笑)。普通の人や僕みたいな人でも自由に表現していいんだよというメッセージも込めている」と望月さん。「毎年テーマは決めずに、その時に感じたことや目に見える風景を表現している。さまざまな人に楽しんでもらえたら」とも。

 店頭では2014年のカレンダーの販売も行う(1,050円)。営業時間は10時~17時。水曜定休。入場無料。12月29日まで。

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