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「安曇野スタイル」開幕-95会場で展示やオリジナルメニュー提供

グラフィックデザイナー・相澤徳行さんの作品

グラフィックデザイナー・相澤徳行さんの作品

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 安曇野エリアの工房・ギャラリー・飲食店などが安曇野の文化を発信するイベント「安曇野スタイル2013」が11月1日に開幕した。4日まで開催される。主催は安曇野スタイルネットワーク。

印に一言添えた「ほっこりカード」

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 同イベントは今年で9回目。安曇野市・北安曇郡池田町・同松川村の工房やギャラリー・美術館・飲食店・宿泊施設など95会場・117組の参加者が、工房の公開や作品展示、創作体験、特別メニューの提供などを行う。

 「ヒロコ商店」(池田町会染)ではグループ展を開催。布作家のアオキタカエさん、イラストレーターのながはり朱実さん、グラフィックデザイナーの相澤徳行さん、アクセサリーデザイナーの山本葵さんの4人が作品を展示する。山本さんは新作としてバッグを出展。山の形に仕立てたバッグに、三角形の金属製ボタンを配置してたくさんのテントが並んでいる様子を表現したものと、イエティのカップルを表現したものを制作した。同イベント初参加となる相澤さんは、木をカンナがけする際に出る削りくずを使ったボンボンやリボンを展示。「始めて3年。少しずつバリエーションが増えてきている」。ポチ袋に小さなリボンを付けたシリーズも好評だという。

 「野土花」(穂高有明)では、山崎通子さん、ジュリア・グリーフさん(以上、陶)、望月信幸さん(遊印)の三人展を開催。望月さんは天然木や石材を使い、動植物や似顔絵をはじめ、文字、篆刻(てんこく)を制作している。「遊印かるた」は、3センチ×4センチのミニサイズ。絵だけでなく、読み札の文字も、一文字一文字が印で作られている。「作るときに『もっと大きいサイズで作ったら?』と言われたが、自分の中で原寸が心地よかったので、このままにしてもらった」と望月さん。篆刻は漢詩などを彫ったもの。ただ彫るだけでなく、言葉の中に含まれた意味を視覚的にも分かってもらえるようにデザインする。「印の色を朱から黒に変えるだけで、版画のような雰囲気になる。今後発展させて制作できれば」と笑顔を見せた。

 今年は夜も楽しんでもらえるようパントマイミストによるステージや、投げ銭ライブ、星空ウオッチングなど9会場で11企画を展開。「泊まりがけで来てくださる方たちに、昼とは違う安曇野を楽しんでもらえたらと思い企画した」と同ネットワークの成瀬唯さんは話す。

 開催時間は各店で異なる。各会場の地図は公式サイトでダウンロード可能。夜のイベント情報は公式サイトで確認できる。問い合わせは同ネットワーク(TEL 090-9354-1279)まで。

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