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雑誌「オズマガジン」、夏の旅特集で松本紹介-湧水スポットに注目

一面にタンポポが咲く表紙の写真は軽井沢で撮影

一面にタンポポが咲く表紙の写真は軽井沢で撮影

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 現在発売中の雑誌「OZmagazine(オズマガジン)」8月号(スターツ出版発行)の「夏の旅特集」で松本が紹介されている。

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 巻頭特集「水と緑の夏旅へ」で、松本や軽井沢、葉山、山梨などを紹介。松本については8ページにわたり掲載している。湧水に着目し、カフェやそば店、井戸など街中の湧水スポットを取材。毎年5月に行われている「工芸の五月」の企画「みずみずしい日常」も紹介する。市内中心部のギャラリーや雑貨店、ホテルなどを紹介するマップも。

 同誌の読者は8割が関東在住のOL。「東日本大震災の後、『自然』に対する脅威、無力感が心を大きく占めているが、そうではない『美しさ』に再び目を向け、思い出すきっかけになれば」と企画した。「普段の生活で目にする自然といえば街路樹くらい。でも、本来の自然は時に人が畏れるほどの大きなエネルギーを持っている。本来の自然から目をそむけるのではなく、向き合うことで自然の『恵み』も感じ取れるはず」と同誌編集部の中尾友子さん。「これからも自然と共存していけるように。日帰りや1泊2日の旅をすることで自然に対して『耳を澄ます』ことを提案していきたい」と話す。

 自然の「恵み」を感じられる場所として、松本が取材地に選ばれたという。「街中に水が流れ、水が松本の人々の生活の中にあること。ほかにもクラフトやカフェ・雑貨屋店など女性読者が楽しめるような要素が多く、関東からのアクセスの良さもあって決めた」(中尾さん)。

 取材は5月下旬、3日間ほどかけて行われた。取材に先駆けて単独でロケハンを行った中尾さん。子どものころ、長野市に4年ほど住んでいたという。「大人になり、あらためて松本の街を歩くと、水のある景色の美しさに感じ入った。家並みの落ち着いたたたずまいや、『工芸の五月』期間中だったこともあり、作品を囲んで談笑する人々の姿を目にして、とても心が安らいだ」と振り返る。「自然とともに暮らすヒントを、たくさんもらった気がする。読者にも具体的に『耳を澄ます』ことをイメージしてもられば」。

 価格は580円。

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