松本パルコで「レゴで作った」世界遺産展-20カ国26物件を再現

第2弾新作の首里城。瓦やシーサー、竜などの細部の装飾部分も表現している。

第2弾新作の首里城。瓦やシーサー、竜などの細部の装飾部分も表現している。

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 世界遺産の数々をレゴブロックで再現したチャリティーアート展「PIECE of PEACE-『レゴ』で作った世界遺産展Part2-」が現在、松本パルコ(松本市中央1、TEL0263-38-2111)の6階特設会場で開催されている。

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 同展は2003年から2007年9月まで日本全国13カ所を巡回し、約80万人を動員した人気企画の第2弾で、2008年2月に渋谷パルコを皮切りにスタートしたもの。松本では初の開催となる。

 再現されている「世界遺産」は、「レゴモデルビルダー」と呼ばれる専門スタッフによって作り上げられたもの。第1弾で制作された自由の女神像(アメリカ)やピサの斜塔(イタリア)、マチュピチュ(ペルー)、白川郷・五箇山の合掌造り集落(日本)などの作品群に加え、第2弾ではサグラダファミリア(スペイン)やロスキレ大聖堂(デンマーク)、首里城(日本)など10点を加えた世界20カ国26物件のレゴアートを展示する。同店1階の公園通り側入口では、エジプト・アラブ共和国の遺跡のレゴアートが買い物客を出迎える。

 「忠実に再現」するためにブロックを裏返したり、障子越しの光を表現するためにブロックとプレートの間に紙を挟むなど、さまざまな工夫を凝らしたというレゴアート。中でもサグラダファミリアは、制作期間約25日間、ブロック数25,000ピースという、作品群の中で一番の制作日数とブロック数を誇る大作。表面の彫刻までも細かく表現してている。作品を説明するプレートには、制作時のこだわりや、「よりリアルに見るために目線を下げて見上げて見てください」などの鑑賞アドバイスも記載している。

 会場内にはレゴで遊べる「プレイスペース」と「レゴショップ」を併設。ブロック商品(525円~)をはじめ、Tシャツ(2,500円~)やエコバッグ(1,470円~)など数々のレゴグッズをそろえる。「一番人気」はフォトグラファーの本城直季さんと小林俊伸さんが展示作品を撮影した「チャリティーアートブック」(840円)。グッズ売り上げの一部は、日本ユネスコ協会連盟が行う世界遺産活動に寄付する。

 家族連れやカップルなどが多く、休日には約1,500人が来場するという。平日も、学校帰りの高校生などが立ち寄りにぎわう。「日が経つにつれて来場者が増えているような気がする。すべて撮影OKなので、カメラ付き携帯電話で撮った写真をメールに添付して友人に教えている人もいる。そうしたクチコミ効果で増えているのでは…」と同展担当の松川亮さん。「いろいろな世代の人に来てもらえてうれしい。まだ見ていない人はぜひ」とも。

 開催時間は10時~20時。入場無料。2月15日まで。

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