松本で「ウェブの未来を考える」イベント-事業者やブロガーなど100人参加

約100人の聴衆が真剣な意見に耳を傾ける

約100人の聴衆が真剣な意見に耳を傾ける

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 「その先@Web」をテーマにウェブの未来を考えるイベント「WEB MEETING 2008 in MATSUMOTO」が11月22日、松本大学(松本市新村)で開催され、県内のウェブ制作関係者やインターネット通販を行う事業者、ブロガーなど約100人が参加した。

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 イベントでは、前半にウェブを使った事例紹介として、松本市の公式観光情報サイト「新まつもと物語」の林勇次会長が、発足の経緯やウェブ以外での活動を紹介。主婦でブロガーの大口知子さんはブログから生まれて連日完売をしている「ナガブロ弁当」の誕生について話したほか、長野県観光部観光企画課長の大井潤さんは「ザガットサーベイ長野版」への取り組みについて発表するなど、計5人の発表が行われた。

 後半のパネルディスカッションでは、長野発SNSサイト「N」の総合ディレクター・宮内俊宏さん、ブログサイト「ナガブロ」を運営する草間淳哉さん、ウェブディレクターのハラヒロシさんがパネリストとして参加。これからの社会にとって、ウェブはどのように役に立っていけるのかなどの討論が行われた。

 討論では「インターネットの危険性」について、「ネットでのみ起こっている問題ではない。個人の人間性の問題。実社会と同じく、悪意に対して毅然(きぜん)と対応することで、実社会にも生かせる」(宮内さん)、「ウェブはあくまでもツールで、それが良くなるも悪くなるも結局は人。モラルをもって良い方向へ進むかどうか」(草間さん)など、ウェブを使う個人の考え方が重要であることを中心に、活発に意見が交わされた。

 イベントを主催した21世紀ニュービジネス協議会(長野市)の若林順平会長は「インフラでこれだけ自己表現をできる場はウェブだけ。多くの人がウェブを通していろんな表現をしてほしい」とウェブの今後に対する期待を語った。

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