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松本・中町のギャラリーで「Made in 信州」展 県内の作り手知る機会に

県内の作り手によるさまざまな作品が並ぶ

県内の作り手によるさまざまな作品が並ぶ

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 長野県内の作り手の作品を集めた企画展「Made in 信州」が現在、松本・中町のギャラリー&ショップ「手仕事商會(しょうかい)すぐり」(松本市中央3、TEL 0263-33-7736)で開催されている。

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 出展は、吉田佳道さん(竹)、杉島大樹さん(金属)、若林奈央子さん、大胡琴美さん(以上、陶器)、金子ひとみさん(陶アクセサリー)、コバヤシユウジさん(木工)、高橋元康さん、瀬畑一茂さん(以上、革)、筒井幸彦さん(かご)など。グラスやカップ、皿などの食器、カトラリー、バッグ、財布、アクセサリーなどが並ぶ。

 駒ヶ根市に工房を構える杉島さんは、皿や小鉢、鍋などを用意。一枚の金属の板を火であぶってたたくことを繰り返す中で、豊かな表情が生まれるという。店主の木内文嘉さんは「杉島さんの作品が県内で見られる機会は少ない。使ううちに徐々に変化するのも金属の良さなので、長く楽しんでもらえれば」と話す。

 安曇野市で制作を行っている吉田さんは、黒竹の花籠などを出品。細い竹で編まれた作品は繊細な印象を与える。松本市在住の瀬畑さんは市内で駆除されたシカの革を使って制作。柔らかい革を天然の麻糸で手縫いし、「なるべく自然のままに」と端の処理なども最低限にして仕上げている。

 この時期は、夏休みやお盆、「セイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)」などのイベントで県外から松本を訪れる人も多い。「県外から来る人たちに、信州の良さを知ってもらいたいと企画した」と木内さん。常時取り扱う地元作家のアイテムも合わせて紹介する。「県内の作り手の多彩な作品が集まったので、手に取ってもらえれば」とも。

 価格は、グラス=2,500円~、菓子皿=4,600円~など。営業時間は11時~18時。水曜定休。9月3日まで。

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