「松本一小さな」キャンドルナイト-市内の小路で小さなともしび

薄暗くなった街並みの小さな路地に小さな灯りが揺らめく

薄暗くなった街並みの小さな路地に小さな灯りが揺らめく

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 「私の部屋 松本店」(松本市中央2、TEL 0263-39-8835)は7月7日、「100万人のキャンドルナイト」の関連イベントとして「松本一小さなキャンドルナイトin同心小路」を開催した。

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 100万人のキャンドルナイトは「でんきを消して、スローな夜を」を合言葉に、夏至と冬至の年2回、電気を消してキャンドルの明かりで過ごすことを促す運動で、同店の企画は今回で3回目。

 きっかけは昨年6月に「同心小路」で行われた結婚式。小路近くの店に勤務していた新郎と新婦は小路にあるベンチに仲良く座り、愛を語っていたという。「心を同じにして、同じ路(みち)を歩いていく、という意味を込めて何かできないかと考えた」と同店系列の「知新堂」の横沢敏社長は話す。かねてからマイはしの推奨や、使用できなくなった陶磁器の無料回収、太陽光発電の採用など、さまざまなエコプロジェクトを行っていたこともあり、エコ活動の一環という意味も含めてキャンドルナイトを企画した。

 もともとキャンドルの販売をしていた「私の部屋」では、横沢社長の提案を受けてキャンドルナイト期間中、キャンドルコーナーを拡大するなどして準備してきた。「(キャンドルナイトが定着してきたせいか)キャンドルや関連商品の売れ行きが例年になく好調」と同店店長の小林久美子さん。

 今回使用したのは、昨年の冬至のときに使用したキャンドル。「1個のキャンドルの燃焼時間は約8時間。灯をともすのは2時間程度なので、昨年のものを再利用した」(小林さん)

 当日は、40メートルほどの道に40個のアロマキャンドルが並べられ、周辺は甘い香りに包まれた。集まった近所の人や、通りがかりの人たちは、「今年もやってるのね」「きれいだね」とキャンドルの明かりを見つめていた。

 「このイベントは本当に小さなキャンドルナイト。あえて小さなイベントをやることで、『自分にもできる』と、お客さんにキャンドルをともすきっかけを与えたかった」と小林さん。同店では今後もさまざまなキャンドルの販売を行う。

100万人のキャンドルナイト公式サイト松本市美術館で「キャンドルナイト」-中庭、前庭にキャンドル500個(松本経済新聞)折れたバットを箸に再生「かっとばし!!」-松本の知新堂で販売(松本経済新聞)

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