松本・里山辺の工房隣に展示ギャラリー、「見て、触って、話せる」場に

河津さんの作ったいす。ギャラリーとつながるウッドデッキで。

河津さんの作ったいす。ギャラリーとつながるウッドデッキで。

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 松本市里山辺の「山辺工房」横に5月16日、クラフトギャラリー「Tree of Life」(松本市里山辺、TEL 0263-27-3948)がオープンした。

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 同工房で製作している河津伸さんの家具を中心に展示・販売したいと工房の横に自宅兼ギャラリーが完成したのは昨年7月。「woodではなくてtreeの方が生命感がある。木は切り倒して、加工してもずっと生きている」と長年の製作テーマをを店名に取り入れた。ギャラリーの壁や床なども家具の色が映えるようにと考えたという。

 河津さんは関西出身。松本民芸家具の創業者・池田三四郎さんにあこがれ高校卒業後に松本民芸家具に就職した。その後、体調を崩したため退職。いったん関西に戻って大学に進学し、公務員になったが「やはり『ものづくり』がしたい」と再び松本へ戻り、数年の修行の後、10年前に独立して工房を構えた。素材は「堅くてねばりのある木」というカバやサクラなどの広葉樹。「取り扱いは難しいが楽しい」という。

 同ギャラリーの店長を務めるのは妻の由佳さん。「もう少し安くして」「こういう素材でこういう形のものを作って」という顧客からのリクエストも多く、「(販売用に)カタログを作ればいい」と言われたこともあるという。しかし「木を仕入れたり、加工したり、メンテナンスのことも考えると簡単に値引きするとか、作れるとか言えない。それなら、まずは作っているものを直接見てもらって、お客さんと話す場があればいいのではと思った」と話す。

 「自分が作っているわけではないので難しいことはわからないが、大切に作ったものとお客さんをつなぐ場を作りたい」という思いがギャラリー開設を後押しした。由佳さんは、オープン前に市内の喫茶店で働き、接客の姿勢などを学んだ。「まだまだ勉強不足の点ばかり…」と謙遜(けんそん)しながら「いずれは家具だけではなく絵や、手作りの作品も並べたい。自分の家に帰ってきたような、ほっとできる場所にしたい」と今後に思いをはせる。

 大きな窓から光が入り、ウッドデッキとつながっているギャラリー内には、河津さんの代表作のいすが並ぶ。いすは5万円からで、展示品以外のデザインや素材については相談に応じる。

 営業時間は10時~16時。7月4日~8日の5日間は、いす作りでできた端材を使って鉛筆立てやマガジンラックなどの小物を作るワークショップを行う予定。詳しくは同店まで。

いすギャラリーの一日(ブログ)

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