安曇野にパン店「パン カルモ」-こだわりの食パンなど40~50種類

坂口忍さん・かおるさん夫妻が切り盛りする

坂口忍さん・かおるさん夫妻が切り盛りする

  • 2

  •  

 安曇野市穂高の通称オリンピック道路沿いに7月5日、パン店「パン カルモ」(安曇野市穂高、TEL 0263-87-2337)がオープンした。

クルミやイチジクなどのドライフルーツがたっぷりの「パンカルモ」

[広告]

 店舗面積は約9坪。木目を基調とした店内からは、北アルプスが一望できる。同店は、松本市石芝のパン店「れっくんりっくん」の姉妹店。「カルモ」はイタリア語で「穏やかな」という意味を持つ。「障がいのある方やお年寄り、子どもなど、皆が安心して来てもらえるような店にしたくて」と店主の坂口忍さん。店内は完全バリアフリーで、トイレも設ける。

 パンは常時40~50種類を用意。「他店のものも食べたけど、うちのが一番おいしい」(坂口さん)と自信を持ってすすめる「食パン」(1斤=290円、1本=580円)をはじめ、「シナモンロール」(250円)などの菓子パン、「赤ワインのカンパーニュ」(630円)などのハード系、「てり玉バーガー」(525円)や「ドッグ(白身魚のフライ、エビカツ)」(270円)などの調理パンと幅広い。看板商品の「パンカルモ」(735円)は、国内産小麦粉と県内産全粒粉を使ったセミハードパン。自家製酵母を使い、クルミ・山ブドウ・リンゴ・イチジク・クランベリー・オレンジピールをたっぷりと練り込む。「かむほどに味わいが豊かになる。セミハードなので、子どもやお年寄りも食べてもらいやすいと思う」

 「れっくんりっくん」は店舗を借りて営業しているため、「自分の店」を持ちたいと昨年の春ごろから候補地を探し始めたという。「一生パン店をやるにはどこがいいかを考えた。安曇野が好きでよく妻とドライブに来ていたし、水や空気もきれいなので」と坂口さん。「れっくんりっくん」は現在、新店長のもと営業を続けている。「付きっきりで仕込んだ(笑)。毎日様子を見に行っているが、『新生れっくんりっくん』としていいパンを作ってくれている」

 連日多くの客でにぎわい、午前中に焼いたパンが昼過ぎには完売してしまうという盛況ぶり。「追加して焼いているけど間に合わないときもあって…でもありがたい」と妻のかおるさん。8月中旬からはコーヒーのテークアウトやイートインコーナーを設ける予定だという。「ロケーションや『穏やかな時間』も楽しんでほしい」と坂口さん。「あらためて安曇野の素晴らしさを感じている。地元の人も、観光客の方も楽しんでもらえる店にしたい」とも。

 営業時間は9時~19時(売り切れ次第閉店)。木曜、第2・4水曜定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース