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松本で木彫りの地蔵展「はるとはるとさん」-立ち話から開催決まる

奥のつり下げられた木の枝にも地蔵が彫られている

奥のつり下げられた木の枝にも地蔵が彫られている

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 松本・里山辺の「ブックパッカーのアンテナサイト」(松本市里山辺、TEL 0263-88-3787)で現在、渡辺治登(はると)さんの木彫りの地蔵展「はるとはるとさん」が開催されている。

それぞれに表情が異なる木彫りの地蔵

 生まれも育ちも松本という渡辺さんは現在73歳。里山辺で畑を耕しながら、趣味で地蔵を彫っている。同サイト代表のウチダゴウさんが渡辺さんと出会ったのは1年ほど前。散歩途中に神社で下草刈りをしていた渡辺さんと立ち話をする中で、木彫りの地蔵を作っていることを知ったという。渡辺さんの家で地蔵を見せてもらったのは夏ごろ。「屈強で威勢がいい渡辺さんが、こんなにかわいいものを彫るということを皆にも紹介したいと思った」(ウチダさん)。展示会を持ちかけると、渡辺さんは快諾、開催の運びとなった。

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 同展では大小合わせて20体以上の作品を展示する。材料の木は、マツやカエデなど渡辺さんが近所で拾ったものから、知り合いからもらった屋久杉までさまざま。木の形をそのまま生かして彫ったものや、掘り出したものも。

 「渡辺さんと出会ったことそのものが、展示のきっかけ」とウチダさん。「渡辺さんの話を聞くと、自分が住んでいる里山辺の風景、時間や空間、色に奥行きが出る」と話す。いろいろな人に知ってもらう機会をと、最終日には渡辺さんの話を聞くトークイベントも企画する。「渡辺さん自身にとても魅力がある。作品だけではなく、作品を生み出す人のこと、そして街のこと…全部ひっくるめて知ってもらえる場になれば」。

 営業時間は11時~17時。入場無料。4月16日まで。渡辺さんの話が聞ける「茶でも飲みつつゆるり語るの会withはるとさん」は16日14時~。参加費500円(お茶付き)。要予約。詳細はホームページで確認できる。