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松本の書店で絵本「デリバリーぶた」原画展 表情豊かなクレヨン画22点

絵本「デリバリーぶた」の原画。クレヨンで描いた食べ物の絵はリアルで、人物や街並みはゆるい雰囲気

絵本「デリバリーぶた」の原画。クレヨンで描いた食べ物の絵はリアルで、人物や街並みはゆるい雰囲気

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 絵本作家・加藤休ミさんの絵本「デリバリーぶた」の原画・クレヨン画展が現在、松本市の書店「本・中川」(松本市元町1、TEL 0263-33-8501)で開催されている。

「ジョージア旅記(たびき)」の原画

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 原画と、展示会向けに描き下ろしてきた作品22点を展示する。絵本「デリバリーぶた」は、大海原や高い山の上など、どこへでも食事を配達するブタの物語。クレヨンで描いた食べ物の絵はリアルで、人物や街並みはゆるい雰囲気。作品はニスをコーティングしながらクレヨンを塗り重ねた後、輪郭などをカッターで削り、下地の色味を出すことで質感を表現するという独自の技法を用いている。店主の中川美里さんは「パワーがあふれ、今にも飛び出してきそうな絵ばかり。食べ物は湯気が出そうなくらいリアルなのに、人物は力が抜けている感じで、そのバランスが面白い」と話す。

 ジョージアの定番料理「ヒンカリ」は、加藤さんの旅のエピソードをまとめた「ジョージア旅記(たびき)」の表紙に描いたもの。小籠包(しょうろんぽう)のような「ヒンカリ」を忠実に描き、背景の色はジョージアの国旗に合わせて赤にした。ほかにも、これまでに出版された加藤さんの作品のディスプレーや、サイン入りの「デリバリーぶた」、ハンカチなどのグッズも用意する。

 加藤さんは岡山県在住。独学で絵を描き始め、2010(平成22)年からは絵本に主軸を移し、書籍や雑誌の挿絵も手がける傍ら、展示会やワークショップを開催している。同店での展示は初めて。

 初日には加藤さんが在廊し、訪れた人と話をしたり、サインをしたりと交流を楽しんだという。写真のようなししゃもの絵と、ポップな絵本の原画を見比べて、「同じ作家さんの作品ですか?」と聞いてくる人も。最終日の19日も在廊を予定する。「子どもから大人までとても熱心に見てくれる。原画を見ることで、新しい発見や、本に対する思い入れが深くなれば」と中川さんは笑顔を見せる。

 価格は、ポストカード=165円~、絵本「デリバリーぶた」=1,200円など。営業時間は12時~18時(金曜・土曜は19時まで、17日は17時まで、18日は13時~)。月曜・火曜定休。6月19日まで。

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