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松本の書店で絵本作家・石黒亜矢子さん原画展「九つの星」 世界観楽しんで

「コウモリのモビールはなじみ過ぎていて気付かない人もいる」と中川さん

「コウモリのモビールはなじみ過ぎていて気付かない人もいる」と中川さん

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 絵本作家・石黒亜矢子さんの絵本原画展「九つの星」が書店「本・中川」(松本市蟻ヶ崎2、TEL 0263-33-8501)で現在、開催されている。

 原画と関連作品、20点以上を展示する。絵本の中身はカラーだが、原画は墨一色で、筆で描かれている。丸い形をしているものが多く、額に入れ、窓のように壁に並べている。天井につるしたコウモリのモビールは、市内の彫刻家・大曽根俊輔さんが制作。物語に登場するコウモリをイメージして飾った。

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 「九つの星」は、2人の子どもが不思議な力と特別な輝きを持つ星のかけらを追って旅立つ冒険ファンタジー。石黒さんがずっと温めてきた構想で、2人の娘をモチーフにしている。絵本は、えんじ色のクロス貼りで、表紙は金色の箔(はく)押し。店主の中川美里さんは「昔の本っぽい雰囲気。大切に作った一冊だということが伝わってくる」と話す。

 石黒さんは千葉県在住。主に妖怪、空想の生き物や猫などの絵本や装丁画、挿絵などを手掛けている。同展は、全国9カ所で展開する巡回展。各会場で1つずつお披露目されるオリジナルアイテムは、酒場に集う猫たちのハンカチを用意。ほかにも、物語の「その後」を描いたポストカードの販売や、コウモリのピンバッジの予約も受け付ける。

 同店は秋ごろ、市内元町に移転予定。「本と展示、それぞれをもう少しゆっくり見てもらえるようにしたい」と中川さん。作家を招いたイベントの際に、手狭に感じたことも移転のきっかけになったという。今の場所での営業は8月半ばまでで、最後の展示企画になる。

 「小学生から、50代、60代の方まで、ファン層の幅広さを感じる」と中川さん。コミックエッセー「てんまると家族絵日記」との違いに驚く子どもや、イラストが描かれたTシャツなどを着て訪れる人もいるという。「絵から想像して、本を開いて、また絵を眺めて。ゆったりと楽しんでもらえれば」とも。

 営業時間は12時~18時(金曜・土曜は19時まで)。月曜・火曜定休。7月26日まで。

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