ハシケンさん、昨年に続き今年もカフェライブ-長野限定ユニットも健在

松本では1年ぶりのライブ。「また来年、会いましょう」とハシケンさん。

松本では1年ぶりのライブ。「また来年、会いましょう」とハシケンさん。

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 松本のカフェ「CAFE THE GROVE」(松本市岡田松岡、TEL 0263-46-7203)で9月26日、シンガー・ソングライターのハシケンさんのライブ「2008ハシケン信州ツアー in松本」が行われた。

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 開催は昨年に引き続き2回目。今回も以前ユニット「うの花」を組んでいた小諸市在住のオギタカさんとの共演で、デビューアルバムから最新アルバムまで新旧取り混ぜた19曲を披露した。

 ピアノ、ギター、ウクレレとさまざまな楽器を用いた弾き語りでのライブはロックあり、沖縄民謡ありの幅広い選曲。途中「ここのコーヒーがおいしくて…豆を作っている農園の写真を見せてもらったら、コーヒーの実も写っていたので歌いたくなった」と「赤い実」という曲を演奏する場面も。

 ライブ後半の長野でしか見られないオギタカさんとの共演では、ギターを弾きながら歌うハシケンさんと、それにオギタカさんがアコーディオンやジャンベ、スチールパンなど多様な楽器を合わせての演奏が行われた。1曲終わるごとに楽器を変えるオギタカさんに「(オギタカさんの楽器を考慮して)曲順を考えなくて、ごめんね」と声をかけるハシケンさんに、「ううん、でも、そういうヤツだよね」と応えるオギタカさん。ユニットを組んでいた仲ならではのやりとりが随所で見られ、気兼ねない雰囲気のライブとなった。

 「一緒に音を出すと昔を思い出す」という2人は、ハシケンさんが「ピアニスト募集」という貼り紙を渋谷に出したことで出会ったというエピソードも披露。「(連絡をとって)最初に会ったとき、1時間遅れてきたよね」(オギタカさん)、「え?そうだっけ?」(ハシケンさん)。2人の共演は昨年のライブ以来ほぼ1年ぶりだったが、演奏はもちろん、MCでも息の合ったところを見せた。

 ライブ終了後、「前回はアルバムの発売記念のツアーだったのでアルバム中心だったが、今回はいろいろ取り混ぜた『ベスト盤』のようなライブになったと思う」とハシケンさん。「来年も松本に来たい。また、ぜひお会いしましょう」とも。

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