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安曇野の老舗そば店「双葉」、松本のベーカリーカフェに期間限定出店

生そば、ソースカツ丼、こんにゃく刺身がセットになった「双葉陣セット」

生そば、ソースカツ丼、こんにゃく刺身がセットになった「双葉陣セット」

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 安曇野・穂高の老舗そば店「双葉」が松本・中町近くの「ベーカリー&カフェ Vollkorn(フォルコーン)」(松本市中央3、TEL 0263-39-2203)の店舗を利用し、「双葉松本冬の陣」として期間限定出店している。

蔵造りの外観

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 1905(明治38)年創業の同店。「穂高は冬場閉めてしまう店もあり、誘客がずっと課題だった」と4代目の店主・川瀬仁さん。フォルコーンのオーナー・森本さんと話す中で、期間限定で出店することになった。当初は店内の一部を借りてそばの販売をする予定だったが、森本さんがしばらく店を空けることになり、店全体を借りて営業することに。「穂高の店と全く同じことはできないので、品数を絞った」と川瀬さん。道具を持ち込み、そば打ちも店内で行う。

 そばはざるではなく、皿で出す「双葉流」。皿なので水気が残るため、負けないようにつゆは若干濃い目に仕上げている。「生そば」(800円)、「鴨(かも)ねぎつけそば」「花わさび冷かけ」(以上1,100円)など。水で締めたそばをもう一度温めて提供する「あつもり」(800円)は、今回の出店のために用意したメニュー。「厨房(ちゅうぼう)の関係もあり、温かいかけそばは難しかったので工夫した」と川瀬さん。

 祖父の代から伝統を受け継いでいる秘伝のソースを使った「ソースカツ丼」(1,000円)や、川瀬さんの母親お手製の「こんにゃく刺身」(350円)などの一品料理も。生そば、ソースカツ丼、こんにゃく刺身がセットになった「双葉陣セット」(1,300円)も用意する。

 これまでに、イベントや被災地での炊き出しなどでそばを打つことがあったという川瀬さん。「店以外の場所でそばを打つ経験があったので、このような『出張店舗』でも対応できると思った」と話す。「本店を知っている、と声を掛けてくださる方もいてうれしい。これをきっかけに、松本の皆さんにもうちの味を知ってもらえれば」とも。

 営業時間は11時~16時(売り切れ次第終了)。水曜定休。3月20日まで。

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