朝日村のギャラリーで「お茶と花のある空間展」-作品使い茶席も

4畳半の茶室は本格的なもの。静かにお茶を楽しむことができる。

4畳半の茶室は本格的なもの。静かにお茶を楽しむことができる。

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 朝日村のギャラリー「Style Galle(スタイル・ガレ)」(東筑摩郡朝日村、 TEL 0263-99-2492)で「お茶と花のある空間展」が開催されており、5月2日・3日には近くの朝日村武居城跡公園茶室「和合庵」で茶席が設けられた。

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 同展は「お茶と花のある心地よい暮らし」をテーマに、県内で創作活動を行っている作家8人の作品を展示。同ギャラリーのオーナー・藤牧敬三さんと「MWC.WORKSHOP」(中条村)のコバヤシユウジさんの木の家具や小物、田中一光さんと内川千代美さん、「陶房白露」の小久保朝司・隆司さんの陶製の器や花器などが並ぶ。「風知」の百瀬由紀さんが生けた花や、「アトリエ10colours」の菊地均さんのタペストリーが空間を彩る。

 同展のテーマに合わせて茶席も企画。「近くに茶室があって、お茶の先生とも知り合いだったので…ちょうどタイミングが合った」と同ギャラリーの桃井千佳さん。「和合庵」は村が管理している茶室で、茶道具や会席用の道具もそろえた本格的なもの。茶わんや花、掛け軸などには同展に出展している作家の作品を使った。床の間には菊池さんのタペストリーをかけ、小久保さんの花器に百瀬さんが花を生けた。田中さんは茶席用に抹茶わんを制作。お盆は藤牧さんが円形のものを彫り出しで作った。「本来は茶室の床の間の掛け軸は文字のものだし、花も一輪。でもそこは柔軟に対応してもらった」(桃井さん)。

 「作法よりも、おいしく飲むことが大事」と竹村茶道教室(安曇野市三郷)茶道裏千家専任講師の竹村宗聡さん。8畳広間の縁側に腰掛けて、庭を見ながら抹茶を飲む子どもたちや、奥の4畳半の本格的な茶室で抹茶を味わう母娘の姿も。「経験がなくても、普段着で気軽に来てもらえれば」(竹村さん)。

 茶席は5月23日・24日も開催。開催時間は10時~17時。1席300円(抹茶と茶菓子付き)。同展は6月1日まで。営業時間は10時~18時。入場無料。

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