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塩尻に「パティスリーMOU」 地元の食材生かしたケーキ、マカロンも

テーマカラーのミントグリーンを基調にした店内

テーマカラーのミントグリーンを基調にした店内

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 塩尻の中央スポーツ公園近くに7月21日、ケーキ店「パティスリーMOU(ムゥ)」(塩尻市広丘高出、TEL 0263-88-5131)がオープンした。

地元産の旬の食材で作る季節限定ケーキも

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 店舗面積は約15坪。テーマカラーのミントグリーンで仕上げた店内には、アンティーク調の雑貨を配し、ガラス窓からは厨房(ちゅうぼう)の様子も見ることができる。

 常時10~13種類のケーキのほか、焼き菓子やケークサレも用意する。「ガトーショコラ・フランボワーズ」(430円)、「苺(いちご)ショート」(450円)などの定番ケーキのほか、季節の食材を使ったものも。現在は「白桃とマスカットフェア」として、地元で採れた果物を使った「白桃とナイヤガラのジュレ」と「マスカットとシャルドネのジュレ」(以上280円)を提供する。「地元で採れたもの、特に旬のものは積極的に使っていきたい。地元においしいものがたくさんあることを知ってもらえれば」とオーナーシェフの島田将和さん。

 生地とクリームの割合が1対1になるほどクリームをはさんだ「マカロン」(250円)は、「塩尻メルロー」とチョコレートを合わせた「赤ワイン」や、「フランボワーズ」など常時5~6種類を展開。ハチミツは塩尻の田中養蜂のものを使い、「ムゥプリン」(220円)、「はちみつロール」(280円)など優しい甘さに仕上げた。

 塩尻出身の島田さんは、これまで県外でフランス料理や菓子の経験を積んできた。「いずれは地元で店を持ちたいと思っていた。20代で独立することに迷いもあったが、『自分を追い込むからこそ成長できる』という先輩の言葉もあって、決意した」。菓子だけではなく料理の経験も生かし、今後は野菜を使った商品展開も増やしていきたいという。

 「お客さんが気軽に声を掛けてくれるのでうれしい」と島田さん。店名はフランス語で「柔らかい」の意味を持つ。「堅苦しくなく、柔らかく気軽に利用してもらいたいという思いを込めた。日常的に足を運んでもらえるような、地元の方に愛される店にしていければ」とも。

 営業時間は10時~20時。月曜・第3火曜定休。

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