十五夜に合わせて松本城本丸庭園を無料開放し、ライトアップされた松本城の夜景や茶席などを楽しむイベント「第15回 国宝松本城月見の宴（えん）」が現在、開催されている。

　期間中は通常17時の閉城時間を延長し、17時30分～20時30分の間、本丸庭園を無料開放する（天守閣登閣は不可）。庭園内では、月見だんごや豚汁の販売（各250円）、月見櫓（やぐら）でのフルート、三曲（三味線や尺八など3種の楽器による合奏）、雅楽の演奏などが行われる。茶席（1席500円）は表千家（～6日）、裏千家（7日～9日）が担当。茶席からは生け花越しにライトアップされた天守を眺めることができる。

　2000年に始まった同イベント。毎年十五夜を基準にして日程を調整するため、今年はこれまでで最も早い開催になる。昨年は6日間で約4800人が訪れた。「今年の十五夜は8日。ぜひ足を運んでほしい」と松本城管理事務所担当者は話す。

　開催は9月9日まで。臨時駐車場（旧松本建設事務所跡地）も17時から21時まで無料開放する。問い合わせは松本城管理事務所（TEL 0263-32-2902）まで。