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松本に「自家製うどん寿々流」-香川から取り寄せた小麦粉で毎日製麺

「信州和牛肉うどん」

「信州和牛肉うどん」

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 松本・岡田の岡田郵便局近くに11月6日、うどん店「自家製うどん 寿々流~SUZURU~」(松本市岡田下岡田、TEL 0263-87-1290)がオープンした。

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 店舗面積は約10坪。席数はカウンター7席、小上がり8席。ラーメン店「らあめん寸八(ずんぱち)」(筑摩)の姉妹店で、代表の堀江勇太さんの姉・高岡さつきさんが店主を務める。

 うどんは香川県から取り寄せる小麦粉を使った自家製麺で、店舗隣の製麺室で毎日作っている。つゆは、かつおや瀬戸内産のいりこを使ったオリジナル。メニューは、卵黄とつゆを絡めて食べる「釜たまうどん」(小=450円、中=550円、大=650円)や、えび天が2本載る「えび天うどん」(小=600円、中=700円、大=800円)など。「信州和牛肉うどん」(小=700円、中=800円、大=900円)は、上質な信州和牛を使う。「肉屋さんが『本当においしい肉を食べてもらいたいから』と特別に安く卸してくれた。すき焼きにできるほど肉厚で柔らかく、うま味が強い」と堀江さん。

 長年ラーメン一筋でやってきた堀江さんだが、2年ほど前においしいうどんに出会い感動したことから、うどん店の開業を決意したという。「ゆでたてのモチモチとした食感とコシに魅了された」。高岡さんと2人で讃岐うどんの本場・香川県の「吉原食糧」に修業に出向き、準備を進めてきた。「うどんは保存がきかないし、季節によって分量の加減も変わってくるので、とても繊細だということが分かった。一筋縄ではいかず、真剣に向き合おうと思った」

 「夏は、より食感を楽しんでもらえるように冷やしうどんも用意する予定。『長野県のうどんのカリスマ』になって、いろいろな提案をしていきたい」と堀江さん。高岡さんは「最初は製麺が難しかったが、温度や湿度と付き合うのが楽しくなり、安定してきた。朝が早い農家の人が多い地域なので、朝食としても利用できるようなオープン時間にしている。地域に密着した店になれば」と話す。

 営業時間は10時~14時30分。日曜定休。

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