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犬と猫の目線で安曇野をアピールする「そららプロジェクト」-東北支援も

「そららプロジェクト」メンバー

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 安曇野市の2店舗が、それぞれの看板犬と看板猫を通して安曇野や日本を元気することを目的にした「そららプロジェクト」を立ち上げた。

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 今年2月から展開する同プロジェクト。「ろっぢ 安曇野遊人」(安曇野市有明)の看板犬「宙(そら)」くん(5)と、「森の漢方薬局 芍薬(しゃくやく)堂」(同)の看板猫「羅々(ララ)」ちゃん(2)が「プロジェクトリーダー」となり、さまざまな活動を行う。2匹の活動は「安曇野遊人」の岡本悠さん(18)と母の由紀子さん(44)、「芍薬堂」の土屋芙紗子さん(36)らが「サポート」する。

 2匹の目線で安曇野を紹介するフリーペーパー「そらら通信」は、安曇野の楽しみ方や友達(動物)からのコメントなど、毎号内容を変えて発行。散歩で行ける範囲にある店や見どころなどをまとめた「そららお散歩マップ」も好評だという。「特に宙との散歩を希望する宿泊者に人気。都内からのお客さまは(マンション住まいで)犬を飼えないという人が多く、ほとんどの方が希望する。そういう宿泊プランがあるわけではないが(笑)、散歩目的でリピーターになった人も」と悠さん。

 8月からは2匹のシルエットをプリントしたエコバッグ(1,000円)の販売を開始。1枚につき100円を東日本大震災で被災した動物のための支援金に充てる。カラーバリエーションも豊富で、「安曇野遊人」では宙くん、「芍薬堂」では羅々ちゃんのシルエットのものをそれぞれ販売する。

 昨年、宙くんが偶然店先にいた羅々ちゃんに「一目ぼれ」したことがきっかけで、2匹の関係がスタート。「羅々ちゃんを見たとたんに立ち止まって震え出した。そのときは分からなかったが、脱走するといつも羅々ちゃんの所にいたり、見かけるとそわそわしたりするので『緊張して震えてたんじゃない? 好きなのかも』という話になった」。羅々ちゃんも次第に宙くんに慣れ、一緒に「活動」することになった。「『2匹の視点』という方が面白いし、今までと違った見方が出てくるかもと思った」と悠さんは話す。

 現在、工芸や食を通じて安曇野の魅力を発信し、その売り上げでさらなる支援を考えているという。「ただのグッズではなく、犬用猫用の食器や食べ物など、『2匹の視点』から新しいアイデアを生み出して、長期的に活動していきたい」とも。

 問い合わせは芍薬堂(TEL 0263-88-5126)まで。

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