松本で陶芸作品展「ひなぎく動物園」-動物モチーフの作品200点超

動物たちをモチーフにしたかわいらしい作品が並ぶ。

動物たちをモチーフにしたかわいらしい作品が並ぶ。

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 松本市のギャラリーカフェ「Gargas(ガルガ)」(松本市深志3、TEL 0263-39-5556)で現在、陶芸家・伊藤みほさんによる作品展「ひなぎく動物園」が開催されている。

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 伊藤さんは愛知県常滑市在住。「atelier daisy」という工房名で活動している。展示タイトルにある「ひなぎく」は工房名の「daisy」から。「『daisy』の花言葉は『平和、希望、乙女の無邪気』。暮らしの中で平和の芽を育てつつ、ささやかな希望を持ち、ほんの少しの乙女心をプラスしたものづくりをしていければ」と伊藤さん。

 同展では、動物をモチーフにした作品200点以上を展示。イヌやウサギ、キリン、ゾウ、パンダなどのほか、アルパカやアリクイ、ワオキツネザルなどの少し珍しい動物も。「スケッチをしに行った動物園でワオキツネザルを見た。すごく描きやすくて、造形しやすそうだなと思って(笑)」。

 動物はさまざまなかたちで作品に生かされている。おなか部分をくぼませて物を置けるようにした小皿は、「小物を置いてもいいし、ちょっとしたお菓子を入れてもいいかも」。取っ手部分に立体的な動物を付けたマグカップは動物の形によって向きなどを調節し、持ちやすいように工夫している。今回の新作である小物入れは、ふた部分に親子で仲良くくっついているペンギンや小鳥とのんびりしているライオン、木陰で木の実をかじるリスなど、さまざまな「動物の世界」を表現する。

 子ども用の取っ手が大きいカップなども制作。「友人の『子ども目線の作品を作ってみたら?』というアドバイスから作った」と伊藤さん。「小さい子はちょっと乱暴に物を扱うし、割れた時に危ないからという人もいるが、割れるからこそ大事に扱うということを教えるきっかけにもなる。親子のコミュニケーションも取れるのでは」。

 動物以外にも、家モチーフのオブジェや、ボーダーやドットを描いたプレート・ボタン、雲やしずくなどをモチーフにしたモビールなども展示する。作品は販売も行う。皿=1,260円~、カップ=2,100円~、小物入れ=6,090円、オブジェ=840円~など。

 営業時間は11時~20時。火曜と第1・3月曜定休。入場無料。8月1日まで。

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