松本に一軒家を改装したカフェ-移動カフェから転身、夫婦で開業

松本のカフェでは珍しく、朝が早い。「朝ごはんを外で食べると元気になれると思って」(やよいさん)。

松本のカフェでは珍しく、朝が早い。「朝ごはんを外で食べると元気になれると思って」(やよいさん)。

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 松本市の今町通り近くに6月2日、「cafe matka(マトカ)」(松本市大手2、TEL 0263-36-5432)がオープンした。

 店舗面積は15坪、客席は16席。靴を脱いで上がる板張りの店内は、壁やカウンターのタイルなどを白で統一し、明るい雰囲気。それぞれデザインが異なるソファやいす、テーブルなどを配置した。「お気に入りのいすで長居できるような、落ち着けるカフェにしたいと思って」とオーナーの西沢貴之さん・やよいさん夫妻。

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 メニューは、朝ごはん(~11時)には自家製のパンを使った「バタートースト」(280円)、「朝ごはんプレート」(550円)はトーストとスクランブルエッグ、ソーセージ、サラダが付く。昼ごはん(11時~)には蒸し野菜にスパイスを効かせたカレーをかけた「野菜カレー」(880円)や長時間煮込んだ豚肉をトッピングした「豆と豚のカレー」(800円)などのカレーがメーン。ほかにも、「ずんだ白玉とバニラアイス」(400円)、「洋梨のタルト」(430円)などのデザート類も用意。コーヒー(400円)は朝日村の「カフェ・シュトラッセ」のオリジナルブレンドを使用している。

 2人は東京のカレー専門店で働いていたときに知り合い、4年前に松本に移住。スーパー「アップルランド」などの駐車場で、移動カフェ「そら豆」を営業していた。「いずれはカフェをやりたいと思っていた」という2人。移動カフェの車に、自分たちが希望する物件の条件を書いた紙を貼っていたという。それを見た現在の大家さんが2人に声を掛けたことがきっかけで、今の場所が決まった。「以前は事務所として使用していたが、取り壊しが決まっていたみたいで…。かなり古くて築年数もわからない(笑)。でも、『好きに使っていいよ』と言ってもらえたので」(貴之さん)。2007年12月に入居し、1年以上をかけて2人で少しずつ改装を進めた。

 貴之さんは上田市、やよいさんは岩手県の出身。メニューに岩手県久慈の無添加ヤマブドウ100%ジュースを使った「山のきぶどうスカッシュ」(650円)を加えたり、カウンター奥に南部鉄器をディスプレーしたりするなど、故郷を感じるアイテムも。「何となく、離れると愛着がわいてきちゃって(笑)」(やよいさん)。

 開店して1カ月。「ゆっくりしてもらいたいと思いつつ…そんな空間が作れているのかちょっと心配」と控えめに話す2人。店名の「matka」はフィンランド語で「旅」という意味を持つ。「ちょっと日常を忘れて、ゆっくりくつろいでもらえれば」。

 営業時間は、平日=8時~18時、土曜・日曜・祝日=9時30分~18時。火曜定休。

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