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松本のギャラリーカフェで陶芸作家・金井三和さん個展 春を感じる作品200点

春らしい色合いの作品が並ぶ

春らしい色合いの作品が並ぶ

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 陶芸作家・金井三和さんによる個展「はるだ はるです はるなんだ 少女の夢はクロッカス」が現在、松本市のギャラリーカフェ「Gargas(ガルガ)」(松本市深志3、TEL 0263-39-5556)で開催されている。

天井には「クロッカス少女」

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 「スミレ研究所」の工房名で活動する金井さん。皿や箸置き、アクセサリー、オブジェ、壁掛け時計、絵画など200点以上を展示する。白や黄色のほか、「偶然できた」という桃色がかったベージュ色など、春らしいカラーの作品が並ぶ。

 手のひらに乗るようなサイズの小箱は、円と正方形の2種類。ふたに模様や動植物を描いたり、鳥の形をした取っ手を付けたりと、多彩なデザインを用意する。「クロッカス少女」と名付けたオブジェは同展に合わせて制作。頭部は木工粘土、服は寒冷紗(かんれいしゃ)とインド製の鈴を使った。服の色と髪の色を合わせた少女のほか、白猫と黒猫もある。

 初めて挑戦したという陶板の額絵は、パーツをパズルのように組み合わせて、人や動物、花などを表現。パーツによっては釉薬(ゆうやく)を使わずにマットに仕上げ、質感にも違いを出した。「器は実用性も必要だが、絵は冒険ができるので、以前から作ってみたかった」と話す。

 展示名は、金井さんの母親が中学時代に国語の先生から教えてもらった詩だという。「春になると母が口ずさむように唱えていたので、私もいつの間にか覚えていた」と金井さん。詩からイメージを膨らませて作品に取り組んだ。「春らしい明るい雰囲気の空間になったので、足を運んでもらえれば」と呼びかける。

 価格は、ブローチ=1,800円、小皿=1,870円、「クロッカス少女」=2,750円、小箱=3,000円、陶板額絵=1万2,100円~など。営業時間は11時~19時。月曜・火曜定休。4月27日まで。

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