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安曇野・豊科の日本茶専門店「野田園」が移転 カフェギャラリー「お茶の間」併設

柱時計を飾るために、柱を残してカウンターに。茶道具なども飾る

柱時計を飾るために、柱を残してカウンターに。茶道具なども飾る

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 安曇野・豊科の日本茶専門店「野田園」(安曇野市豊科、TEL 0263-72-2217)が移転し、カフェギャラリー「お茶の間」を併設して10月14日、オープンした。

青色の「蝶豆茶」

 「野田園」は創業100年を越える老舗。3代目の長崎伸さんは「青木村で開業した後、安曇野に移った。安曇野で1926(大正15)年に営業していた記録が最も古いもの」と話す。国道147号沿い、「安曇野市まちづくり会館」の向かい側から、2つ東側の通りにある長崎さんの自宅を改修して移転した。

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 カフェギャラリーはテーブル8席。店内は、模様の入った型板ガラスや食器棚など、自宅にあったものを生かし、落ち着いた「昭和レトロ」の雰囲気に仕上げた。大正~昭和初期の器や、地元のしょうゆ店の名前が入ったとっくり、駄菓子店にあるような大きな瓶などもディスプレーする。

 ドリンクは、ほうじ茶(300円)、抹茶、昆布茶(以上400円)などお茶をメインに、リンゴジュース(400円)やクリームソーダ(500円)なども用意する。珍しい青色の「蝶豆茶」(500円)は、添えたレモンを入れてかき混ぜると色が変わり、目でも楽しめる。

 甘味は、みつまめ(400円)やあんみつ(450円)、白玉クリームあんみつ(650円)のほか、おしるこ(400円)なども。店内で作る「季節の練り切り」(400円)は月替わりで4種類あり、現在は、柿を模した「木守り」や、紅葉をイメージした「照り葉」などを用意する。

 棚の上や壁はギャラリーとして活用。11月15日までは、平林勇一さんの写真・スケッチ展「火の見櫓(やぐら)って、おもしろい」を開催している。ほかに、ホームレスの自立支援を応援する雑誌「ビッグイッシュー」を松本・安曇野周辺で唯一取り扱う。店長の濱深雪さんは「せっかくお店を始めるなら、何か人の役に立つことをしたかった」と話す。

 移転に伴い、落ち着いてお茶を楽しめる空間を作りたいと考えていた長崎さんが、茶道を通じて20年以上付き合いのある濱さんに相談。1年かけて改修し、準備を進めてきた。「近所に気軽に集えるような喫茶店がなかったので、地域の人たちがひと休みできるような場所を作ることが地域貢献につながると考えた」と長崎さん。「おばあちゃんの家や友達の家に来たときのように、ゆっくり過ごせる空間にしていければ」と濱さん。

 営業時間は、9時30分~17時(カフェギャラリーは11時30分~)。月曜・火曜定休。

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