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カレー食べ歩きスタンプラリー企画「松本カリーラリー」が2月15日、松本市内の飲食店など85店で始まった。
市内のカレー専門店や洋食店、居酒屋、カフェ、パン店、ラーメン店など85店が参加。うち初参加が14店ある。各店を利用した人の専用スタンプカードにスタンプを押す。4店目以降の利用には、各店がドリンクやデザートなどの特典を用意する。
賞品は、スタンプ3個で缶バッジを300人に、10個で150人にミニポーチを先着で進呈。トートバッグ(20個以上)、カレー皿とマグカップ(30個以上)は、抽選で進呈する。30個以上集めた人には、数に応じてブロンド、シルバー、ゴールド、プラチナがある「松本カリーマイスター認定証」を発行する。
2月21日~25日には、「カレーキュレーター」の松宏彰さんがプロデュースするイベント「東京カレーカルチャーin松本」を井上百貨店(松本市深志2)7階催事場で行う。全国から5店、市内から6店が集まって、カレーを用意するほか、レトルトカレーやスパイスセット、雑貨などを販売する。
3月1日には、ゲストハウス「tabi-shiro(タビシロ)」(城西1)で料理教室と食事会を開く。「西インドの朝ごはん」と「ハイデラバードビリヤニと肉料理」の2部制で、それぞれ食事会のみの参加も可能。宿泊プランも用意するほか、「泊まって松本カレー三昧」として、市内のゲストハウスとコラボした企画も用意する。
中信地域の情報を発信するポータルサイト「ぐるっと松本」とコラボしたインスタグラム投稿企画も開催。「#ぐる松カリーラリー2025」というハッシュタグを付けてカレーの写真と共に投稿した人に抽選で商品券などを贈呈する。
2015(平成27)年に始まり、今回が10回目になる同企画。松本カリー推進委員会実行委員長で「メーヤウ」(桐2)店主・小山修さんは「毎回大変で、今年は頑張ろう、あと1回頑張ろう、の繰り返しで10回になった」と振り返る。昨年、松本を訪れた松宏さんと一緒にカレー店を訪れたときに、「地方都市で平日に店の前に、老若男女問わず行列ができているのは初めて見た」と驚かれ、「カレー文化」が根付いているとあらためて感じたという。
この10年で、市内にカレー専門店も増えた。原材料費の高騰など、特に個人の飲食店にとっては厳しい状況が続いているが、小山さんは「多くの人に足を運んでもらって、飲食店が元気になれば」と期待を寄せる。
3月31日まで。