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松本で草木染ユニット「solosolo」展示販売会 大町の工房で生まれるニュアンス色

「その土地の水と木を使って火をたき、植物から色をいただく」という。「実際に見て、美しさを感じてもらえれば」とも

「その土地の水と木を使って火をたき、植物から色をいただく」という。「実際に見て、美しさを感じてもらえれば」とも

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 大町市に工房を構える草木染ユニット「solosolo(ソロソロ)」による展示販売会「nuance color」が現在、松本市の書店「栞日(しおりび)」(松本市深志3、TEL 0263-87-5733)で開催されている。

左右並べると山のラインが出る靴下

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 シャツやパンツ、ワンピース、エプロン、靴下などを展示する。「栞日のエプロン」は、2018(平成30)年に同店から依頼を受けて制作。同ユニットが手がけるエプロンドレスをベースにして話し合いを重ね、胸元を直線的なデザインにしたり、腰ひもを細くしたり、ポケットは片方のみに付けたりとさまざまな工夫を施した。

 「M-4」と名付けたコットンシャツは、ダブルガーゼを使い、生地の立体感とアイロンをかけなくても自然なしわを楽しめるようにした。襟元はスタンドカラーを変型させたデザインで、タグワヤシの木の実から作られるナットボタンは、シャツと同じ色で染めた。「里山に暮らし、里山で遊ぶ」をテーマにした靴下「SATOYAMA」は、タフさと共に、左右並べると山のラインが出るような遊び心も。

 ソロソロは、田澤康彦さん・苺禾さん夫妻による創作ユニット。康彦さんが染色を、苺禾さんがデザインを担当している。2011(平成23)年、東京から大町に移住して工房を構えた。山から採取したり、栽培したりした植物を使った草木染を中心としたオリジナルの衣服を制作している。同店での展示は、5年ぶり6回目。「(搬入の際に)おかえり、と声をかけてもらえてうれしかった」と苺禾さん。

 微妙な差異を表す「ニュアンス」は、今年掲げている色のテーマ。天井からは、染めた布をつるし、壁にはどのように色を作っているのかを紹介する写真と文章を貼った。康彦さんは「生活にマッチングした機能的な色、魅力的なニュアンスカラー、植物を身にまとっているような感覚を神秘的だと考えている。そういう色相を目指して、衣服という機能美のジャンルに落とし込む挑戦を見てもらえれば」と呼びかける。

 価格は、栞日のエプロン=2万2,000円~、靴下=2,200円~。営業時間は7時~20時。水曜定休。4月23日まで。

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