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松本・島内のカフェで上高地線の写真展 「そこに人がいるから」刊行記念で

同展に合わせて販売用にミニフレームに入れた写真も用意し、「より身近に楽しんでもらえれば」

同展に合わせて販売用にミニフレームに入れた写真も用意し、「より身近に楽しんでもらえれば」

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 アルピコ交通上高地線の沿線風景を紹介する写真展「そこに人がいるから」が現在、同線の下新駅近くにある「cafe七十二候」(松本市島内、TEL 090-8582-5989)で開催されている。

敷地内にある「離れ」にも作品を展示

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 信州大学大学院総合人文社会科学研究科1年の小林智樹さんが自主制作した写真集「そこに人がいるから」に掲載する7点と、未掲載の6点を展示する。写真集のテーマでもある「地元の人」「登山客」「鉄道に携わる人」の3つを意識して選び、作品にはテキストと、撮影日と撮影場所、写っている車両の種類を表すイラストを添えた。「今回、タイトルは付けなかったが、そのときの状況を伝えたいと思って用意した」と小林さん。

 同線大庭駅近くにある沙田(いさごだ)神社で7年に1度行われる御柱祭は、4月の山出し場面を撮影。御柱を切り出す波田地区へ向かう曳(ひ)き子が、駅で電車を待つ様子も収めている。ほかに、表紙に採用した新村駅で電車を見つめる親子の姿や電車に乗り込む登山客、稲穂が実る田んぼの中を走る電車など四季の移ろいを捉えた作品も。

 同店店主の尾崎道雄さんとは、4月に亀田屋酒造店(島立)で行われた「本の蔵1885〈お座敷一箱古本市〉」で出会った。その際、開業することを聞き、6月に訪れたという。写真集の話をしたところ、「刊行記念に展示をしてほしい」と依頼されて快諾。「沿線で紹介できる機会があればと思っていたのでうれしかった」と小林さんは振り返る。7月半ばから準備を始め、沙田神社の御柱祭の里曳き・建立祭(9月24日)や鉄道の日(10月14日)と重なる期間に開催することにした。

 小林さんは2021年の夏、同線の駅などでイベントを行う「しましま本店」の実行委員会に参加。それをきっかけに、ポストカードセットの企画、写真集の刊行、展示の開催と活動の場を広げている。「さまざまな方法で上高地線の魅力を伝えることで、多くの人の思いを知ることができ、自分の中の『上高地線感』がより豊かになった」。今後は、文章も交えた形で2冊目を作っていきたいと意気込む。「これからも、写真などを介して人と人とのやり取りを重ねることで、上高地線への思いを深めていきたい」とも。

 営業時間は、9時~11時30分、14時~19時。月曜・木曜定休。10月15日まで。

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