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映画「太陽とボレロ」松本シネマ認定 檀れいさん、水谷豊さんを演奏で歓迎

キックオフイベントに登壇した檀さん(中央)と水谷さん(右)

キックオフイベントに登壇した檀さん(中央)と水谷さん(右)

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 松本市を中心に県内で撮影が行われた映画「太陽とボレロ」のキックオフイベントが5月10日、信毎メディアガーデン(松本市中央2)前で行われ、主演の檀れいさんと監督・脚本を担当した水谷豊さんが登壇した。

先行上映会と舞台あいさつも

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 解散が決まったアマチュア交響楽団が最後のコンサートに臨む様子を描いた作品。檀さんは楽団主宰者を演じ、水谷さんは監督・脚本のほか、出演もしている。昨年5月11日にクランクイン。市内では、ポスターの背景にもなった弘法山古墳や、アルプス公園、上土通りなどで撮影された。

 イベントでは、松商学園高校吹奏楽部が劇中楽曲の「ボレロ」を演奏。拍手をしながら登場した檀さんと水谷さんは「素晴らしい演奏」と感無量の表情を見せた。高校生からの質問にも応じ、好きなことを続ける秘訣(ひけつ)について聞かれた檀さんは「一番は好きであること。『三度の飯より芝居が好き』で、それくらい好きなら努力もできる」。水谷さんは「苦しいときもあるが、乗り越えた先にある何かが待っている。それを信じて続けてほしい」とエールを送った。

 松本をロケ地に選んだのは、都市の規模と自然の豊かさが決め手になったという。水谷さんは「『3ガク都』を掲げる松本の、音楽はその一つ。あらためて松本にふさわしい映画ができた」と笑顔を見せた。

 その後、松本シネマライツ(高宮中)で先行上映会も開催。再び登壇した2人は「多くの人が笑顔になったり、生きる希望を持てたりする作品。1人でも多くの人にそういった思いを伝えていきたい」(檀さん)、「やりたかったことの一つは、思いを持って長く続けること。この作品がどこにたどり着いたのかを見てもらいたい」(水谷さん)とあいさつした。

 市内で撮影を行うなど観光振興に資するゆかりの深い作品「松本シネマ」にも認定され、臥雲義尚市長から壇さんに盾が贈呈された。「皆さんの心に残る美しい作品ができた。松本から広がっていくよう応援してほしい」と壇さん。「いい映画を見た日は幸せな気持ちになり、何十年たっても思い出して、自分の人生を振り返ることもある。この映画がそうなってくれたらうれしい」と水谷さんが締めくくった。

 同作は6月3日から、同館ほか全国でロードショー公開。

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