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松本の護国神社に「大絵馬」 悠々としたウシ、「現状確かめ、突き進む年に」

大絵馬の前で笑顔を見せる古荘さん

大絵馬の前で笑顔を見せる古荘さん

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 松本・美須々の長野県護国神社(松本市美須々6)に現在、干支(えと)の「丑(うし)」にちなんだウシの大絵馬が飾られている。

 市内のイラストレーター・古荘風穂さんが、黒い雲を抜けて突き進む大きなウシ1頭を描いた。絵馬の大きさは縦2.3メートル、横3.7メートル。古荘さんが同神社の絵馬を描くのは11年目で、毎年11月中旬から3週間ほどかけて制作している。

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 テーマにした「安心立命」は、「天命に身を任せて心を動かさず、煩悶(はんもん、悩みや苦しみ)もないこと。いかなる場合にも心が落ち着いている様子」という意味。「2021年を迎え、進んでいく私たちにとって必要で、あるべき姿」と筆を走らせたという。力強さと穏やかさを備えるウシの表情は「最初は怖い雰囲気だったが、描いているうちに強さだけではないと思い始め、徐々に穏やかさも増していった」と振り返る。

 12月22日には除幕式が行われた。絵馬が披露されると感嘆の声が上がり、一緒に写真を撮る参列者の姿も見られた。古荘さんが手掛けるのは今回が最後で、来年は新たな担当者にバトンタッチする。「お披露目の瞬間は、11回やっていても変わらず毎回ドキドキする。毎年足を運んでくれる人もいて、励みになった」と古荘さん。「今年は大変な1年になったが、暗いことばかりでもないはず。悠々と現状を確かめながら突き進むウシのように、2021年が地に足が着いた実り多い時間になれば」とも。

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