居酒屋「酒と雪」(松本市大手4、TEL 0263-31-3699)が松本・裏町の「はしご横町」に12月20日、オープンした。
席数はカウンター9席。店内には、アウトドアブランドのフラッグやスキー板を飾り、登山やスキー関連の書籍なども置く。山とテレマークスキーと酒が大好きという店主の吉田健一さんは「コミュニケーションするのも好きなので、楽しく飲める場にしたい」と話す。
メニューは「鶏のカリカリ唐揚げ」や「ぷりぷり肉しゅうまい」(以上480円)、「トロットロ豚の角煮」(600円)など、家庭料理風のものが中心。駿河湾から直送したシラスを使う「シラスおろし」(450円)や「シラスたっぷり駿河丼」(800円)、「しょうゆ干し」(600円)なども用意する。
アルコールは、「岩波」や「信濃錦」「アルプス正宗」など地酒に力を入れ、期間限定のものも提供する。ほかに、ビールやハイボール、焼酎、「手づくりきまぐれ梅酒」(480円)なども。
吉田さんは2001(平成13)年、山好きが高じて千葉県から移住。登山用品専門店「カモシカスポーツ」(和田)に16年間勤務し、店長も務めた。「接客も、お酒も、料理も好き」と次のステージとして開業することを決めたという。魚の仕入れ先や、扱う酒蔵の半分ほどは前職時代に知り合った山好きの人たち。店内を飾るアイテムも、前職でつながりがあったメーカーの人たちなどが独立を祝って贈ってくれたもので、吉田さんがテレマークスキーをしている姿を写真パネルにしたものも。カウンターや看板も手作りで、仲間たちに協力してもらいながら準備を進めてきた。
店名は「私の人生を豊かにしてくれた2つのもの」という吉田さん。「狭い店だが、カウンターの客同士、自然と交流が生まれることもある。一人でも気楽に立ち寄れるような店にしていければ」と話す。
営業時間は、平日=17時~23時、土曜・日曜・祝日=16時~22時。月曜、第2・第4日曜定休。