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松本・中山で高遠の陶芸家が個展 カレーとパスタテーマに、日常使いの器300点

バリエーション豊富な器が並ぶ。「いろいろ手に取ってお気に入りを見つけてほしい」

バリエーション豊富な器が並ぶ。「いろいろ手に取ってお気に入りを見つけてほしい」

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 伊那市高遠在住の陶芸家・宮崎匠さんの個展「そのための器 二」が現在、松本・中山のギャラリー「Gallery sen(せん)」(松本市中山)で開催されている。

 「カレーやパスタに合わせたい皿とその周辺」をテーマに、皿、カップ、小鉢、ふたもの、酒器など300点以上を展示する。器は落ち着いた深みのある色合いで、シンプルで何にでも合わせやすい形。カレーとパスタを意識した大きめの皿は、円、だ円、長方形など多彩な形で、深さがあるものを用意した。普段はろくろだが、石こうで型を取った型物も制作。定番以外のものも多く並ぶという。

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 宮崎さんは東京都青梅市生まれ。京都府立陶工高等技術専門校を修了後、京都市内の窯元で修業を積み、2010(平成22)年に高遠にある実家へ戻って陶工の父・守旦さんの下で作陶を始めた。地元の土を使い、2年ほど前からまき窯で制作している。

 2016(平成28)年に続いて2回目の開催。同ギャラリーの大久保修子さんは「ギャラリーをオープンして、初めて企画した展示だった。自分の中では『初期メンバー』の一人で、同世代の作り手としてこれからも共に歩みたい人」と話す。作品は常設もしているが、「テーマを設けることで、普段とは違った面も見てもらえるのではと考えた。実際に、これまでとは一線を画すようなものがそろった」とも。

 宮崎さんは「よく、『この器はどう使えばいいですか?』と聞かれることがあるが、使う人が思うように、好きなように使ってほしい。逆に『こういうふうに使ってくれるんだ』と思えたらうれしい」と話す。大久保さんは「宮崎さんの器は、どんなものも受け止めてくれる。そういう意味でカレーと似ているのかも。日常使いの器として、さまざまな年代の人に気軽に使ってもらえれば」と来場を呼び掛ける。

 価格は、小皿=1,200円~、ふたもの=3,000円~。営業時間は11時~18時。火曜・木曜・金曜定休。10月21日まで。

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