演劇とサーカス、音楽が融合する舞台「空中キャバレー2019」が7月19日、まつもと市民芸術館(松本市深志3)で開幕する。
サーカスを舞台にさまざまな物語が交差する同作品。同館の串田和美芸術監督が構成・演出を、アコーディオン奏者のcobaさんが音楽を担当し、日替わりゲストとして石丸幹二さん、チャラン・ポ・ランタン、安蘭けいさん、下田昌克さんを迎える。
2011(平成23)年から隔年で開催され今回が5回目。主ホール舞台上に設けた「特設会場」は、舞台と客席スペースの垣根を取り払い、観客と出演者が入り交じる一体感のある空間になり、観客はミュージシャンやサーカスパフォーマーの技を間近で見ることができる。観客、出演者、スタッフが共につくり上げる舞台として、時には客席を移動したり、ステージに上がったり、一緒に踊ったりする場面も。同館担当者は「館の劇場空間を生かした唯一無二の作品。前回は2割が15歳以下で、子どもも大人も一緒に楽しめる」と話す。
会場内では、開演前や休憩中に楽しめる「空中マルシェ」も展開。ドリンクや軽食、クラフト作品などが並び、大道芸や演奏なども繰り広げられる。「お祭りのような雰囲気なので、少し早めに来て、マルシェも楽しんでもらえれば」
期間中は、連動企画「街中キャバレー」を市内の各店舗で実施。「空中キャンドル」(TOCA by lifart..)や、「空中キャラメール」(Chez momo)、「キューブパン」(田園ベーカリー)、「白昼夢クリームソーダ―」(壺屋)など、各店が「空中キャバレー」の世界観にちなんだメニューやサービスを提供する。「メインバー コート」(中央2)や「エントランスバー ポーター」(中央1)など12店舗ではオリジナルカクテルを販売する。
全9公演、今月28日まで(22日は休演)。チケットは、一般=6,000円、U25=3,000円、U15=1,500円。2歳以下は保護者1人につき1人無料。取り扱いは同館チケットセンター(TEL 0263-33-2200)まで。